“直島ホール”や“犬島精錬所美術館”で日本建築学会賞を受賞した建築家・三分一博志が“瀬戸内国際芸術祭2022”でアートの島・直島に建設中の新作。
The Naoshima Plan“住”について
「The Naoshima Plan “住”」(なおしまぷらん・じゅう)は瀬戸内海に浮かぶアートの島・直島で複数の建築作品を手掛けている建築家・三分一博志さんの新作。『瀬戸内国際芸術祭2022』の春会期より公開されています。(夏会期では公開なく、秋会期で再度公開予定)
初回の2010年に足を運んで以降、毎回訪れている「瀬戸芸」。前回2019年の芸術祭で「これは“庭園”として取り上げたい」と思い紹介した『The Naoshima Plan “水”』に続く三分一博志さんの“The Naoshima Plan”の新作がこちら。直島の玄関口でもある宮浦港の程近くにあります。
『直島ホール』や『犬島精錬所美術館』など、直島&瀬戸芸の開催エリアで主要な建築・作品を手掛けられている建築家、三分一博志さん。前述の2作品では日本建築学会賞を受賞されています。
島全体の風・水・太陽といった自然資源・エネルギー、“動く素材”を活かし、いかに“地球に知的に住まうか”を考える“The Naoshima Plan”プロジェクト。この“住”は今後直島へ移住する人たちが住まう長屋の建築計画で、その建築過程を展示として紹介されています。
釘やビス、鉄筋コンクリートの基礎を用いずに、平間柱貫工法と言われる日本の伝統工法&戦後の工法の双方の良さを取り入れて建設中の「The Naoshima Plan “住”」、長屋に沿って水路が備えられていて、今後の計画ではこの中に中島が配され、中央の現在土のスペースには“南庭”が作庭される予定だそう。
また次回直島へ行く時に様子を見に訪れたい!
(2022年5月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)