
南禅寺の通常非公開の塔頭寺院に残る、七代目小川治兵衛が作庭した苔と東山の借景が美しい枯山水庭園。
南陽院庭園について
【通常非公開】
「南陽院」(なんよういん)は京都を代表する寺院の一つ『南禅寺』の塔頭寺院。国の特別名勝庭園『金地院庭園』さんのお向かいにあります。
通常非公開ですが、イベント開催時など不定期で拝観することができます。SNSで検索すると本当に不定期ですが意外と公開日があるみたい。自分は12月初旬に行われていた書道の展覧会の時に拝観させていただきました!(情報提供:京おとこ京おんなさま)
あまり情報がないのですがお聞きした範囲で…。明治時代に開創した比較的新しい寺院で、方丈前に広がる庭園の作庭は七代目小川治兵衛(植治)。
左手に東山連峰の風景をのぞみますが、ここは小川治兵衛が岡崎〜南禅寺界隈で多く手掛けられている“池泉回遊式庭園”ではなく苔の広がる枯山水庭園。植治のこういう苔の枯山水庭園で思い出すのは、『岩倉具視幽棲旧宅』や8代目・白楊の手掛けた『ウエスティン都ホテル京都』の庭園あたりでしょうか…。
方丈の東側に、小さなお堂を中心においた池泉庭園があります。これはやはり琵琶湖疏水から水を引かれたものとのこと。
今後も近く通りかかった時にはイベントが行われていないかチェックしたい!
(2019年12月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
京都市営地下鉄東西線 蹴上駅より徒歩7分
最寄バス停は「南禅寺(疏水記念館・動物園東門前)」。徒歩約5分
〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町86 MAP