「二層うだつの町並み」に残る江戸時代中期の庄屋屋敷と、鶴亀蓬莱式の枯山水庭園。
旧永井家庄屋屋敷について
名峰「剣山」の麓の町・貞光。JR貞光駅は四国最古の庭園「願勝寺庭園」の最寄駅でもありますが、駅から徒歩10分ほどの場所には、四国八十八景にも選ばれている江戸時代からの「二層うだつの町並み」と言われる古い町並みを残しています。
かつては国の重要伝統的建造物群保存地区である「美馬市脇町」とならぶ商業地を形成していたとか。国登録有形文化財となっている「織本屋(旧折目家住宅)主屋」を中心に、虫籠窓、なまこ壁の商家が現在も多く残ります。
「旧永井家庄屋屋敷」(きゅうながいけしょうややしき)はその貞光に残る茅葺屋根が特徴の古い庄屋屋敷で、江戸時代中期に造られたとされるその建築はつるぎ町指定有形文化財。
…年始に訪れた際はちょうど休館日で(そりゃそうだ)でももうなかなかここまで来れないと思ったのでちょっと外から覗かせていただきました…。鶴亀蓬莱式の枯山水庭園があり、主屋から眺めたらおそらくその先に剣山が借景になっているのでは…と想像。いつかまた再訪します!
貞光の町並みは脇町と比べると町並みの規模が小さいので、脇町のように地元以外の人が歩いている…という感じじゃなかったけど素敵な町並みなので、美馬の寺町や脇町と一緒にぜひ。あと貞光駅にある庭園(10・11枚目)も実は気になった。あと「マチパン。」の外観もとても素敵。
ちなみにつるぎ町には「多聞寺庭園」という庭園もありますが、駅からの距離・標高の高さ、それ以上に山深さ…を鑑みて今回は断念(車じゃなきゃ厳しいなー)。いつか観に行きたい。
(2018年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)