“徳川二十将”水野忠重を祖とする大名・水野宗家ゆかりの通常非公開寺院。江戸時代中期の方丈に面した雰囲気の良い庭園。
妙心寺 福寿院庭園について
「妙心寺 福壽院」(ふくじゅいん)は京都を代表する寺院のひとつ『妙心寺』山内にある塔頭寺院。『足立美術館』の庭園で有名な作庭家・中根金作の庭園のある『大心院』に隣接します。
2022年1月にアニメ『五等分の花嫁』と妙心寺の塔頭寺院のコラボ企画で特別拝観をされていたので、『大雄院』や『養徳院』の後に初拝観。
国指定名勝庭園のある『東海庵』(※非公開)を本庵とする東海派に属し、東海庵からの小道をちょっと入った場所にある福壽院さん。
創建されたのは江戸時代はじめの1619年(元和5年)。開基は“徳川二十将”として知られる大名・水野忠重の子で、初代松本藩主を務めた水野忠清の正室:福寿院(前田利家の養女でもあります)。
その後も水野家ゆかりの寺院として、1653年(承応2年)に忠清の跡を継ぎ大坂城代も務めた水野忠職により再建、当初の“養賢院”という名から“性宣院”に改名。
そして江戸時代中期の1718年(享保3年)に水野忠茂の援助により中興、現在も残る方丈が建立され寺名も福寿院となりました。
方丈に面して、苔と秋には頭上の紅葉が美しいだろうなあと想像できる庭園があります。
(2022年1月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR嵯峨野線 花園駅より徒歩10分
嵐電(京福)北野線 妙心寺駅より徒歩10分
最寄りバス停は「妙心寺北門前」バス停 徒歩7分
〒616-8035 京都府京都市右京区花園妙心寺町58 MAP