岩国城の登山口に並ぶ1000本の紅葉、楓。江戸時代の寺院跡に開かれた、紅葉の名所として知られる公園。
紅葉谷公園について
「紅葉谷公園」(もみじだにこうえん)は国指定名勝の『錦帯橋』からも程近く、岩国藩主・吉川家の居館跡や国指定重要文化財「吉香神社」も含む都市公園『吉香公園』(日本歴史公園100選)のはずれにある公園。
ほぼ吉香公園と一体化しているけど名称としては別の公園として切り分けられていて、その名の通りモミジの立ち並ぶ紅葉の名所として知られます。
2019年秋、5年ぶりに吉香公園を訪れた流れで(単純に紅葉の雰囲気を味わいたくて)散歩してみたのですが――現在「永興寺」「洞泉寺」の立つ逆側の園地は日本庭園のような雰囲気をかもし出しており。この場所、かつて江戸時代には寺院が立ち並び“寺谷”と呼ばれていたそう。
この苔むした公園はその寺院跡地を公園として整備されたもの。枯山水庭園風の園路のほかには、かつては行基作の御本尊を有していたという「梅ヶ枝薬師」のお堂が残ります。
現在では約1,000本のカエデ、イロハモミジの木が立ち並ぶ紅葉谷公園一帯。この先に「岩国城」へと至る城山登山道が続くのですが、当時ここに寺院を並べたのは守備的な意味合いがとても強かったんだろうな――これをアップしている5月の今頃は青モミジがきれいなはず!
(2019年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR山陽本線 岩国駅より路線バス「錦帯橋」バス停下車 徒歩10分
JR岩国駅より約5km(レンタサイクルあり)
JR岩徳線 川西駅より徒歩20分
〒741-0081 山口県岩国市横山1丁目10-27 MAP