出羽国の大大名となった初代山形藩主・最上義光に関する博物館前に現代に作庭された池泉回遊式庭園。
最上義光歴史館庭園について
「最上義光歴史館」(もがみよしあきれきしかん)は霞城公園(山形城跡)の東大手門への入り口に位置する、戦国大名・最上義光や最上家に関する博物館。前庭として石組が特徴的な池泉回遊式の日本庭園があります。
開館は平成元年。庭園や建物に関して施工を調べてるのですが不明なので、主に最上家について…。出羽国の大名として、57万石という全国屈指の大名にまで成長させた最上家11代当主・最上義光。妹の義姫が伊達家に嫁ぎ、伊達政宗を産んだため政宗の叔父さんでもあります。関ヶ原の戦い後、初代山形藩主として山形城を拡張し現在の山形の町の礎を作り上げました。
入場無料(!)と博物館としても太っ腹で(『文翔館』、『旧済生館』、『洗心庵』も入場無料だし、山形市はちょっと心配になるぐらい歴史教育・文化教育に力を入れてますね…)、最上家ゆかりの収蔵品が多く見られるのですが、この真新しい博物館のある場所も最上家初代・斯波兼頼の菩提寺『光明寺』があった由緒ある場所。
博物館前の池泉庭園の外れの植栽あるエリアは『光明寺跡(光明の庭)』と言うそうです。その他には「山形最古の阿弥陀板碑」なども。
最上義光ゆかりの寺院に残る庭園…としては、山形市指定名勝となっている『光禅寺庭園』があります(最上義光の菩提寺)。山形観光の際にはこちらも合わせてどうぞ!
(2014年6月、2019年5月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR山形新幹線 山形駅より徒歩13分(駅構内観光案内所にレンタサイクルあり。11〜3月は休業)
山形駅より路線バス「美術館前」「霞城公園前」バス停下車 徒歩1〜2分
〒990-0046 山形県山形市大手町1-53 MAP