中山道六十九次51番目の宿場町「太田宿」に残る、江戸時代の脇本陣(国指定重要文化財)とその庭園。
太田宿 旧脇本陣林家住宅について
「太田宿」(おおたじゅく)は中山道六十九次の中山道67宿のうち江戸から51番目の宿場町で、美濃太田駅から南へ徒歩15分程の位置、木曽川の程近くに現在も宿場町らしい古い町並みを残しています。
太田宿に現在も残る一際大きい「旧太田脇本陣林家住宅」はその名の通り当時脇本陣だった建物で、江戸時代中期〜後期に造られた主屋・表門・蔵などが国指定重要文化財となっています。
広大な邸宅のうち「隠居家」のみ公開されていて、そこにこじんまりながら茶庭風の庭園があります。主屋は現在も住居として利用されているため公開されていませんが、きっと広いお庭があるんだろうなあ…。
また太田宿の街道沿いには太田宿の博物館である「太田宿中山道会館」や、江戸時代後期の旅籠を休憩所とした「旅籠旧小松屋」も。
この建築も「吉田家住宅」として国登録有形文化財になっていて、小さいながら枯山水庭園が。「望月亭」と名付けられたこの庭園は平成年代に地元の加茂農林高校(アニメ「のうりん」のモデル高?)の造園家の生徒さんによって作庭されたもので、木曽川に沿っている中山道太田宿の眺望を表現したもの。
(2018年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR太多線・高山本線 美濃太田駅より徒歩15分(駅前にレンタサイクルあり)
美濃太田駅よりコミュニティバス「美濃加茂市役所」バス停下車 徒歩5分(バスの詳細はこちら)
〒505-0042 岐阜県美濃加茂市太田本町3丁目3 MAP