山縣有朋の側近だった貴族院議員・松本剛吉の別邸として大正時代に造営された近代別荘建築と、有朋の影響を受けた庭園。
旧松本剛吉別邸について
【土日祝のみ公開(※2022年時点)】
「旧松本剛吉別邸」(きゅうまつもとごうきちべってい)は明治時代の貴族院議員・松本剛吉の別邸として大正時代に建てられた近代和風建築と庭園で、建物は小田原市の「歴史的風致形成建造物」に指定。以前は主屋への立ち入りはできず庭園と離れのみの公開でしたが、2020年に耐震修復が完了したため主屋の一部も公開がはじまりました。
松本剛吉は同じく小田原に別邸を構えた元勲・山縣有朋の側近だった人物で、庭園はその別荘『古稀庵』との類似性も指摘されている…のですが、訪れた2017年~18年頃の庭園は少々草が生い茂っていて庭園の姿かたちは見えづらい状況…。主屋に続き今後は庭園の整備も進められていくそうです。庭園内には古い茶室「雨香亭」があり、小さな山の上にも建物があったり。整備されたらすごく良さそうだなーと思わせられる。
すぐ近隣には同じく近代の政治家、伯爵・田中光顕の近代別荘建築を活用した『小田原文学館』(国登録有形文化財)があります。あわせてチェック!
(2017年10月、2018年5月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR東海道新幹線・小田急小田原線 小田原駅より徒歩20分弱(市内にレンタサイクルあり)
箱根登山鉄道 箱根板橋駅より徒歩15分
小田原駅より「諸白小路」バス停下車 徒歩4分
〒250-0013 神奈川県小田原市南町2-1-27 MAP