京都の観月の名所…平安時代初期、嵯峨天皇が離宮“嵯峨院”に作庭した“京都最古の庭園”で始めた“観月の夕べ”。国指定名勝。
大覚寺「観月の夕べ」について
「旧嵯峨御所 大本山 大覚寺」(きゅうさがごしょ・だいかくじ)は平安時代初期の天皇・嵯峨天皇が営んだ離宮『嵯峨院』をルーツとする皇室ゆかりの寺院。
鎌倉時代には後宇多天皇が出家した後に大覚寺にて法皇として院政を行ったため『嵯峨御所』とも呼ばれ、今日でも京都を代表する大寺院の一つ。
また境内東部に広がるのが周囲の長さが1km以上に及ぶ『大沢池』。嵯峨院の庭園として作庭されたと伝わる“日本最古の庭池”の一つ&“京都最古の庭園”で、『大覚寺大沢池 附 名古曽滝跡』として国指定名勝。
“日本三大名月鑑賞地”にも挙げられる京都の代表的な観月の場“大沢池”。嵯峨天皇が大沢池に船を浮かべ文化人・貴族と始めたという『観月の夕べ』は今日でも秋の中秋の名月に開催(*コロナ禍では開催されなかったため、2022年は3年ぶりの開催でした)。2022年に初めて訪れました。
かつて文化人・貴族が舟遊をしたように、登る月と池に船を浮かべた風景が楽しめるこのイベント。夜の大沢池の雰囲気含めて、普段と異なる寺院の景色が素敵!
>>皇室ゆかりの寺院『旧嵯峨御所 大覚寺』の重要文化財の建造物や石庭についてはこちら。
(2022年9月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR山陰本線 嵯峨嵐山駅より徒歩約15分
嵐電嵐山線 嵐山駅より徒歩20分
阪急嵐山線 嵐山駅より徒歩30分
最寄バス停は「大覚寺」バス停下車すぐ
〒616-8411 京都府京都市右京区嵯峨大沢町4 MAP