朽木池の沢庭園Kutsuki Ikenosawa Garden ruins, Takashima, Shiga

“鯖街道”の中間・朽木谷に残る平安~鎌倉期の庭園遺構。後一条天皇の皇子の隠棲伝説も。国指定名勝。

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朽木池の沢庭園跡について

「朽木池の沢庭園」(くつきいけのさわていえん)は2012年に国指定名勝となった、平安時代後期~鎌倉時代初期の庭園遺構。別名は“池の沢遺跡”。同じく朽木谷にある国指定名勝『旧秀隣寺庭園』とともに2019年夏に初めて訪れました。こちらは現代になってから発掘された遺構なので、整備された日本庭園が見られるわけではありません。

京都と若狭国(小浜)を結ぶ“鯖街道”。朽木の里はそのほぼ中間点にあたり、室町時代には秀隣寺に室町幕府将軍・足利義晴足利義輝が移り住むなど京の都と結びつきが深かった地域。
現代においては最寄駅からも遠くバスの本数も極めて少ない、公共交通機関で行くにはオススメできない場所ですが…、かつて戦乱も少なくなかった京の都から逃れて(また避暑地として)移り住む貴人も多かったそう。

この池の沢庭園跡は平安時代に後一条天皇の皇子が隠棲したという伝承が残る一帯から昭和後期に発掘された庭園跡。訪れたのが夏場だったので雑草が生い茂り、見つかった“石組や池の遺構”も隠れてしまっていたけれど…春先あたりに訪れれば平安時代~鎌倉時代の庭園遺構がもう少しわかりやすく見られるかも。

歴史的日本庭園の多く残る京都市であっても、鎌倉時代前半以前で残っているものになると『大覚寺大沢池』『法金剛院(青女の滝)』ぐらいで決して多くない。なので京都の貴人ゆかりの山荘庭園の遺構としても貴重であり、長年放置され“壊されず残った”例としても貴重。

…と言っても、現在はまだ専門家やマニア以外が訪れてもあまり意味がある場所とは言えない…いつか“現代の大名”みたいな人によって復元される日が来るだろうか。

(2019年8月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR安曇川駅から路線バスで朽木学校前⇒朽木学校前からコミュニティバス「村井」バス停下車 徒歩15分
※土日だけ京都・出町柳駅から村井まで路線バス1往復あり
※「涌出」という最寄りバス停は消滅したっぽい
コミュニティバスの詳細は⇒高島市公式サイト

〒520-1424 滋賀県高島市朽木村井 MAP

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