国重文「古谿荘庭園」から程近く。東海道五十三次の間宿・岩淵宿にあった本陣とその庭園。
小休本陣常盤邸庭園について
【土日祝のみ公開】
国重文であり広大な庭園のあった「古谿荘庭園」の見学の際にお聞きして足を運んだスポット。「小休本陣 常盤家住宅」(こやすみほんじん ときわけじゅうたく)は東海道五十三次の間宿「岩淵宿」の本陣だった建物で、江戸時代末期に建てられた主屋が国登録有形文化財となっています。
東海道蒲原宿と吉原宿の間に流れる富士川は東海道の難所であった静岡の三大河川の一つ。その渡し場から程近くに存在したのが岩淵宿で、江戸ではなく北へ向かう「身延道」と交差する場所でもありました。現在の東海道から少し高台へ登った場所に旧東海道が残っています。
この「小休本陣」を運営していた常盤家は富士川の渡船役も務めていた旧家で、大名など目上の人が過ごしたの「上段の間」などが残ります。ちなみに女優・常盤貴子さんはこの「常盤家」の出。地元の方からお聞きしたので地元だけの話かと思ったら、Wikipediaにも書かれている(笑)
庭園はこじんまりとした池泉鑑賞式庭園の遺構が残っているのと、庭園にあるイヌマキは当時からあったものとして富士市指定天然記念物となっています。
旧東海道に沿ったこの周辺には他にも寺社仏閣や一里塚が。古谿荘の特別公開に足を運んだ際にはこちらもチェック!
(2018年12月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)