城下町島原の上級藩士の屋敷に作られた池泉式庭園と、国登録有形文化財建築。国登録記念物(名勝地)。
小早川氏庭園について
【通常非公開・外観のみ】
「小早川氏庭園」(こばやかわしていえん)は城下町島原に残る武家屋敷に造られた池泉鑑賞式庭園。島原では「湧水庭園 四明荘」と並んで国登録記念物(名勝地)となっています。
2018年8月に初めて?特別公開が開催されました。
⇒ 島原「小早川家住宅」初公開 武家屋敷の様式 今に伝える [長崎県](西日本新聞)
残念ながらこのタイミングでは行くことができず…ひとまず外観のみ…!(それ以外の時期の見学も問合せしておったのですがかなわず)
島原城や島原武家屋敷通りからは徒歩10分程の距離。江戸時代にはこの邸宅が建つ場所は島原城三の丸にあたり、(下級武士が集中していたという先の武家屋敷通りとはまた異なり)上級藩士が居住するエリアだったとされます。
この邸宅は「小早川家住宅」としても幾つかの建造物が国登録有形文化財にもなっており、薬医門と石塀が江戸時代末期に造られたもの、そして煉瓦塀と主屋が明治時代に造られたもの。
そして座敷から眺める池泉鑑賞式庭園は江戸時代に造られたものと推定されており、その他の島原の庭園と同様にその池泉は島原の湧水を引き込み、「四明荘庭園」と比べても古い庭園であることから貴重な庭園です(特別公開時には連なる石橋を渡ることもできたそうなので池泉回遊式と思えなくもない)。
この邸宅は2015年に島原市の所有となったそう。今後四明荘や湧水館のように観光施設化されてより長い期間見学可能になりますように〜。(そしてその頃また長崎にアウェーで行けますように!)
なお特別公開時の写真は「長崎県 島原市 地域おこし協力隊」のFacebookをチェックしてみてください!(…Facebookの記事のURLを貼ると埋め込まれるなんて機能があるのか…初めて知った…)
https://www.facebook.com/shimabara.kyoryoku/posts/1124070954437097(2018年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)