KKR逗子松汀園KKR Zushi Shoteien Garden, Zushi, Kanagawa

逗子のビーチに徒歩3分の旅館は現・りそな銀行の歴史に名を残す実業家・牧野元次郎の近代別荘建築。庭園を眺めながらの食事のみプランも。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

KKR逗子松汀園について

【宿泊者・施設利用者向け】
「KKR逗子松汀園」(けーけーあーる ずししょうていえん)はJR逗子駅より西へ徒歩10分ほどの場所にある旅館。元は不動貯金銀行(現・りそな銀行)を創業した実業家/銀行家・牧野元次郎の別荘として大正時代に建てられた近代の建築で、現在は国家公務員共済組合連合会の組合員向けの宿泊施設となっています。(組合員以外の利用も可能)

2021年10月に初めて訪れました。同じKKR系列の『奈良みかさ荘』と同じくあまり情報が無かったので「ここはまだ気付いている人少なさそう…」と思ったけど、2022年1月発刊の『近代別荘建築 歴史を繫ぐ建物とその物語』にも掲載されてました。

知ったきっかけは宿泊予約サイトで湘南・逗子地域を検索していた所から(東京住まいだった頃には全然気付いてなかったなあ…)。
旅程に合わず宿泊はしなかったけど、現在は朝ごはんプラン/リモートワークプラン(2時間or1日)/ランチのプラン/ちょい飲みプランなどなど宿泊せずにも色んなプランがあります(いずれもコロナ以降に始まったサービスのようなので最新情報は公式HPを!)。今回自分はお弁当のテイクアウトプラン利用で庭園を歩かせていただきました。

逗子の住宅街の中に現れる、名の通りマツの高木に囲まれたお屋敷。りそな銀行の前々々身のひとつ「不動貯金銀行」の創業者で当時の最大手の貯蓄銀行に押し上げた牧野元次郎の別邸として1923年(大正12年)に建てられたもので、石畳のアプローチや現在の“大正館”にその面影を残します。

翌年の関東大震災で周囲の建築が失われた中でこの邸宅は被害は最小限に済み、逗子の貴重な戦前の建築としてまもなく築100年を迎えます。今回はテイクアウトのみだったので室内を見ることはできなかったけど、ウェブサイトを見る限り『茅ヶ崎館』と同様に数寄屋風の意匠が取り入れられた近代和風建築といった感じ。
国家公務員の福利厚生施設になったのは戦後の1949年(昭和24年)からで、大正館と併設する形で2階建の比較的新しい“昭和館”も。(昭和もじゅうぶんレトロか…)

元は1360坪だった敷地の大部分を占めるのが庭園。逗子八景“披露山の暮雪”を借景とした広々とした芝庭で、庭園南側には築山とその麓に流れの跡、(元からあったものかはわからないけど)石灯篭の姿も見られます。敷地東部が現在は駐車場になっているけれど、元々はその辺まで庭園だったんじゃないかなあ…。

海まで徒歩3分という立地から7・8月はハイシーズン価格になるけど(駐車場脇には海水浴客向けのシャワー室とかも)、それ以外の季節の平日なら組合員以外でも6,000円台〜と比較的リーズナブル。東京からは近くて遠い逗子・湘南への小旅行でぜひ使ってみて。

(2021年10月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR横須賀線 逗子駅より徒歩10分
京急逗子線 逗子・葉山駅より徒歩15分

〒249-0007 神奈川県逗子市新宿3丁目2-26 MAP