建仁寺 霊源院庭園Kenninji Reigenin Temple Garden, Kyoto

生まれ変わった“甘茶の庭”。中根金作の孫・中根行宏、中根直紀作庭による令和の枯山水庭園“鶴鳴九皐”。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

建仁寺 霊源院庭園について

【通常非公開/特別公開期間あり】
「霊源院」(れいげんいん)は京都を代表する寺院の一つ『建仁寺』の塔頭寺院。一休さんこと一休宗純禅師や戦国大名・今川義元が幼少期に修行したと言われる寺院で、2020年に中根庭園研究所中根行宏さん、中根直紀さんにより新たな枯山水庭園“鶴鳴九皐”が作庭されました。
その作庭の様子を見学できた『庭づくり特別公開』の時の写真と完成した庭園の写真を掲載。

例年初夏に“甘茶の庭”甘露庭が初夏に特別公開されており、いつか行きたいなあと思っていてかなわないうちに、新たな庭園が作庭されることに。中根行宏さん、中根直紀さんの祖父は『足立美術館』の庭園を手掛けた、昭和の名作庭家・中根金作さん。
またこの新しい庭園の作庭と関連する展示として、2020年2月には東京駅でもお二人により作庭された石庭が展示されました。

⇒東京駅 石庭“龍虎の庭”/ Tokyo Station Rock Garden”Ryuko-no-Niwa”

霊源院の歴史は室町時代の応永年間(1394年~1428年)にさかのぼります。龍山徳見禅師の弟子・一庵一麟により創建。建仁寺は室町幕府の定めた“京都五山”で第三位となった当時から京都を代表する禅寺の一つでしたが、その中でも霊源院は五山文学・学問ではトップクラスのお寺だったそう。
桃山時代~江戸時代初期にかけての慶長年間に柳沢元政により再興。柳沢元政は室町幕府12代将軍・足利義晴、13代目・足利義輝、15代目・足利義昭や、政権が交代した後は豊臣秀吉毛利輝元に仕えた武将。

今回の庭園大改修は今川義元の生誕500年を記念し実施。そこで用いられている庭石には、静岡県・湖西市新居の『東福寺』で用いられていた庭石が提供されています。新居町といえば中根金作さんが複数の庭園および街のランドスケープを手掛けている町(⇒一覧)。そうした縁のみならず、元々東福寺のご住職と霊源院のご住職同士が修行時代から繋がりがあったことも関係しているそう。(今度帰省する時、東福寺も行ってみよう…。)

元々は“甘茶の寺”として6月に見頃を迎えてる甘茶(ガクアジサイ的な花)の名所だったお寺。新たな庭園の作庭後も、東山方面を借景にしている主庭のいち部分に現在も甘茶の姿が見られます。
また茶室“妙喜庵”(小さいけれど雰囲気良い)へ向かって枯山水庭園は続いています。作庭中の写真と完成後の写真、見比べてみて。作庭前のドローイングも展示されています。作庭家ってこういうドローイングを書かれるんだなあ、という意味でもとても興味深い。

また堂内では一休宗純の肖像画や現代京都の絵師・木村英輝さんによる襖絵など様々な絵画も展示。秋には新たな作家の絵画も堂内に描かれるそう。別の特別拝観の時期にも訪れたい!

(2020年3月・6月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

京阪本線 祇園四条駅より徒歩10分
阪急京都線 京都河原町駅より徒歩12分
最寄りバス停は「清水道」バス停 徒歩4分

〒605-0811 京都府京都市東山区大和大路四条下ル小松町594 MAP

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