『万葉集』の時代から景勝地として知られた、日本三大松原の一つ。国指定名勝。
気比松原について
「気比の松原」(けひのまつばら)は静岡県清水の「三保の松原」(世界遺産)、佐賀県唐津市の「虹の松原」と並び日本三大松原の一つで、国指定名勝。敦賀駅から国名勝庭園「西福寺書院庭園」へ向かう途中、日本海側の敦賀湾に面して白い砂浜と共に広がっています。2019年に約5年ぶりに訪問!
長さ約1.5km、約40万平方メートル(東京ドーム約9個分!)に約1.7万本のクロマツ・アカマツが生い茂る広大な松原は『万葉集』でも詠まれるなど古くから景勝地として知られたそう。公園内の石碑によると、聖武天皇の時代に海から異賊が襲来。その時にこの砂浜に一夜にして数千ともいうマツが出現し、それを軍勢と見間違えた異賊が逃げ帰った――という伝説も。
江戸時代には小浜藩が所有・管理し、明治時代以降は国有林として国の管理下に。明治天皇がこの松原を訪れたことを勝海舟が回想し詠んだ詩の碑や高浜虚子の句碑など、公園内にはさまざまな石碑も残されています。
初めて訪れた時は夏場で、その美しい砂浜は海水浴場としても大いに賑わっていました。その時にはポルトガル語での注意書き看板も(笑)。敦賀はブラジル系の方が多いのだろうか。庭園ではないけど、敦賀の庭園巡りの際には立ち寄ってみては!
(2014年8月、2019年3月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR北陸本線 敦賀駅より約3km(敦賀駅にレンタサイクルあり)
敦賀駅より路線バス「気比の松原」前下車(複数路線あり)
〒914-0801 福井県敦賀市松島町 MAP