山陰海岸ジオパーク/山陰海岸国立公園の海岸線で奇石や海食崖が無数に見られる絶景スポット。国指定名勝/日本の夕陽百選選定。
香住海岸について
「香住海岸」(かすみかいがん)は山陰海岸ジオパーク/山陰海岸国立公園に属する海岸沿いにある国指定名勝。海岸線の広範囲で奇石や海食崖が無数に見られる景勝地です。
2021年9月に初めて訪れました。目的は小堀遠州の作庭説もある枯山水庭園『帝釈寺庭園』だったけれど、そんな帝釈寺からすぐの海岸線が国指定名勝だったりする。…といっても範囲は広大で、国の天然記念物に指定されている鎧の袖やめがね洞門、鷹ノ巣島、蜂ノ巣島を見るには『かすみ海上GEOTAXI』で1〜2時間コース。
今回はレンタサイクルでも見られる範囲、帝釈寺からも程近くの“但馬松島”等が見られる三田浜エリアと、西方向へ海岸線が見渡せる『岡見公園』へ。
JR香住駅から徒歩25分ほどの丘の上にある『岡見公園』は香住海岸が西方向へ一望できる絶景スポットで、『日本の夕陽百選』にも選定。目の前・眼下にも絶壁が――柵も何もないのでちょっと怖い(笑)『東尋坊』のような知名度はないけど…。東方面には“千畳敷”のある今子浦や香住東漁港を見渡すことができます。
また公園内には樹齢700年〜800年のシイの群生地やユウスゲ群生地があり、7月下旬〜8月初旬の夕方に黄色い花が咲き誇る姿が見られるとか。いずれも香美町指定天然記念物(文化財)。
香住西漁港や香住浜を挟んで西側の“三田浜”エリアにある景勝地のひとつが、日本三景の『松島』にちなんで呼ばれるようになった“但馬松島”。
その道すがらにある『下浜の流痕』は、日本列島が形成される時期の地層が水流で削られた痕跡で、単独で兵庫県指定史跡名勝天然記念物となっています。
また“空の駅”JR余部間の車窓からも香住海岸の西部エリアの雰囲気を感じ取ることができます。鉄道旅の途中にもぜひ立ち寄ってみて。
(2021年9月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR山陰本線 香住駅より徒歩25分強(駅にレンタサイクルあり)
香住駅より町民バス「岡見公園下」バス停下車 徒歩6分(日中は1時間に1本程度あり)
〒669-6542 兵庫県美方郡香美町香住区一日市 MAP