江戸時代後期に大村藩主・大村純昌が建てた別邸と、大村湾の先の山並みを借景とした枯山水庭園。
旧梶山御殿庭園について
「梶山御殿」(かじやまごてん)は江戸時代後期に大村藩の居城・玖島城(大村公園)の裏手の海沿いの一角に大村藩10代藩主・大村純昌によって大村家の別邸として建てられた和風建築。
明治以降も大村家の住宅として利用されていたそうで、現在のお屋敷は大正時代に造られたものとのこと。生垣・サツキ?ツツジ?の刈込みを主体とした横に長い枯山水庭園も、コンクリートの石柱が近代・現代の雰囲気を持たせているのでその当時かそれ以降に造られたものでしょうか。大村湾とその先の山並みの借景がきれい。松と築山の組み合わせが気になる中庭もあります(あまり手入れされていない感じはするけど…)。
現在は大村市の所有となり、「大村市教育の館」という教育施設として利用されています。また御殿のすぐ前方には江戸時代初期・大村純長の時代に造られれた「大村藩お船蔵跡」の護岸が残っています。こちらは長崎県指定史跡。遺構としてかなりはっきり残っているので、長崎空港からこの御船蔵までボートで移動できたりしたら面白いのにな…(いや、寒いか…)。
あと地図で見ていると更にこの先、ボートレース大村との間にも池泉回遊式庭園風の池泉があったのね…。次回行く時はチェックします!
(2018年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR大村線 大村駅より約2km(徒歩25分)
大村駅より路線バス「市役所前」「公園入口」バス停下車 徒歩10分
〒856-0834 長崎県大村市玖島1丁目17-10 MAP