国宝の日本三大八幡に重森三玲が作庭した二つの石庭。参道の「鳩峯寮の庭」と、普段は門が閉じられた「書院石庭」。
石清水八幡宮について
【庭園拝観は要問合せ】
「石清水八幡宮」(いわしみずはちまんぐう)は平安時代には伊勢神宮に次ぐ地位を誇った寺社で「日本三大八幡宮」の一つ。国の史跡であり、本殿などの建造物が10棟も国宝に指定されています(現在の本殿は江戸時代の建築で、現存する八幡造の本殿の中で最古)。
境内には2つの昭和の作庭家・重森三玲による枯山水庭園があります。一つは参道の入り口にある「鳩峯寮の庭」。大型台風により倒壊した鳥居の石材を用いて作庭されたもの(…ベンチにされてたw確かに言われないと分かりづらいかも)。
もう一つは「書院石庭」と呼ばれているもので、通常非公開。今回事前に問合せの上、社務所にて受付をし見学させていただきました(この手続を踏めば普通に見学は可能のようなので、まずは問合せを)。また石庭の角にある石灯籠は鎌倉時代の作品で、国の重要文化財。
またその他にも、八幡市内に移築された国名勝「松花堂」の跡なども国の史跡に指定されています。
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2018年6月の大阪北部地震にて石清水八幡宮の石灯籠の幾つかが倒壊したというニュースがありました。現地の方々の無事をお祈りいたします。
(2018年3月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)