一晴画廊

Ichiharu Garo(Gallery) Garden, Kyoto

京都の中心部“御所南”の貴重な京町家を活用した画廊/アートギャラリー。老舗呉服店総支配人の想いの残る、銘石“加茂の七石”が彩るお庭も。【通常非公開】

庭園フォトギャラリーGarden Photo Gallery

一晴画廊について

【通常非公開/企画展開催時のみ公開】
「一晴画廊」(いちはるがろう)は京都市の中心部・二条通富小路西入ルに位置する京町家を活用したアートギャラリー。築100年と言われる近代の京町家がその舞台で、お庭も当時作庭されたものが残ります。

京都の中心『京都御所』の真南にあたる「御所南」エリア。そのうち二条通はかつては薬屋(薬問屋)が数多く軒を連ねた町で、京都のメインストリート・烏丸通から二条通を入った付近には現在も何店舗か薬関係の会社/店舗があります。

その一方でかつて軒を連ねた京町家は、多少残ってはいるものの、徐々にマンション等の大型の建物に置き換わっているエリアでもあり、「一般の方に開かれている町家」は多くありません。今回紹介の「一晴画廊」も普段から一般公開ではありませんが、京都の有名老舗呉服店の総支配人がかつてした居住した京町家を保存しながら、2014年よりギャラリーとして活用されています。
以前は、『日本画家木島櫻谷 夭折の弟 木島桃村展』なども開催。近年は企画展の頻度は落ちていたそうですが、2026年4月の企画展『櫻ふぶきの会』を鑑賞。

アートギャラリーとして現代風に改修――されたりはせず、当時の店の間やベンガラの京錆壁、生活空間をそのまま残す京町家。そのお座敷の奥には当時作庭されたお庭も残ります。鞍馬石の沓脱石〜飛び石、そしてまあるい伽藍石に貴船石、目線の先に春日灯籠…と、近代の京都で流行した銘石“加茂の七石”がバランス良く配された庭園。目を引いたのが綺麗な苔。現在の家主さんにより育てられて現在の状態まで回復したのだとか。

廊下の先にかつてあった“離れ”は老朽化で解体されたそうですが、現在はそこに「新たなお庭」を育てたい、と試行中なのだそう。御所南の貴重な京町家の一つ——開廊している際にはぜひ立ち寄ってみて。

(2026年4月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

京都市営地下鉄烏丸線・東西線 烏丸御池駅より徒歩10分
京都市営地下鉄東西線 京都市役所前駅より徒歩10分強
最寄りバス停は「堺町御池」バス停 下車徒歩5分

〒604-0951 京都府京都市中京区晴明町660 MAP

投稿者プロフィール

イトウマサトシ
イトウマサトシ
Instagram約9万フォロワーの日本庭園メディア『おにわさん』中の人。これまで足を運んで紹介した庭園の数は2,000以上。執筆・お仕事のご依頼も受け付けています!ご連絡はSNSのDMよりお願いいたします。
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