淡路島の城下町・洲本の“レトロこみち”の町家をリノベーションした古民家レストラン/茶寮。東京の庭園ライトアップを多数手掛ける“燈師”による枯山水庭園も。
ひさのまについて
「ひさのま」は淡路島の最大都市・洲本の城下町に2023年にオープンした古民家レストラン/カフェ。東京の庭園『目白庭園』や『観泉寺』、『池田山公園』等のライトアップを手掛ける“燈師”(あかりし)SPACE CALDO Inc. 服部高久さんが店舗とその枯山水庭園をプロデュースされています。
徳島藩筆頭家老・稲田氏の大名庭園『旧益習館庭園』(国指定名勝)から徒歩2分、洲本の人気観光スポット「レトロこみち」沿いに2023年の春にオープンしたばかりの「ひさのま」さん。《淡路島のもの、淡路島の人で創る》をコンセプトに、お昼/夜は淡路島で採れたお米・野菜・魚など食材を、淡路島の土で淡路島の陶芸家により作られた器でいただける食堂として、そして午後には和菓子をいただける“茶寮”としても営業されています。
20年以上空き家となっていた町家がリノベーションされ、店主こだわりの食材、器、空間(香、音、土地)、料理の味、そして想いが詰まったこの場を彩るのが再生された“お庭”。草木と土に埋もれていた元のお庭を再生しつつ、新たに地元・淡路島の五色浜の砂利と黒砂利が敷かれ、シンボルツリーとしてモミジが植樹された枯山水庭園。
店主さんが「お庭が決め手」だったと語る通り、店内からよくお庭が眺められるよう大きなガラス戸が選ばれ、そのお庭がある事で差し込む柔らかい光が、よりほっこりとした気分にいざなってくれる感覚…?
“燈師”服部さんが関わっている空間、店内にはイサム・ノグチ『AKARI』、夜にはこのお庭ならではの四季の樹々の変化に応じたライトアップも。…と、ここでは施設中心の紹介でしたが「本日の一汁三菜」は五臓六腑に染み渡るので淡路島観光の際のオススメのお店。そして“食”を目的に訪れた方にはぜひ『旧益習館庭園』も。
(2023年10月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)