熊本藩主・細川家の江戸屋敷より残る池泉回遊式庭園が、「竹あかり」で彩られる美しい庭園ライトアップ『ひごあかり』。
肥後細川庭園ライトアップ「ひごあかり」について
【秋期限定開催】
「肥後細川庭園」(ひごほそかわていえん)は文京区立の公園で、熊本藩主・細川家の江戸下屋敷跡に残る池泉回遊式庭園。2016年に名称を「新江戸川公園」から「肥後細川庭園」に改称。
江戸時代に徳川家の御三卿・清水家、一橋家の屋敷を経て、幕末に肥後熊本藩・細川家の下屋敷に。庭園名の改称にあわせて改修整備された「松聲閣」(しょうせいかく)は細川家の学問所やお屋敷として使われていた建物で、リニューアル後は休憩所や会議室・ギャラリー等の憩いの場としても使われています。
そのリニューアルの年から始まったのが紅葉時期の庭園ライトアップ『ひごあかり』。2018年は11/23[金]~12/2[日]の開催。
熊本県の「竹あかり」制作/プロデュース集団・CHICAKEN(http://chikaken.com/)の手掛けるライトアップは、「竹あかり」の和×アート演出や、紅葉や松の雪吊りが色とりどりのライトに照らされ、本当に美しい…!またイベントは熊本地震復興への支援も兼ねており、熊本に関する様々な展示・販売もあります。
※ちなみに近隣の「ホテル椿山荘(山縣有朋旧宅跡)」でも秋期~クリスマス頃までライトアップをされているそうなので、そちらも合わせてどうぞ!
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個人的には「新江戸川公園」だった頃から何度も通っている庭園です(昼間の庭園の写真はこちらから)。
以前から都内で無料で見られる(江戸時代の屋敷にルーツのある)日本庭園の中では最もクオリティの高い・また日本庭園としての面影が残っている公園でした。このようなイベントを通じて「日本庭園=映える」というイメージが広がり、人気が出てきているのはすごくうれしい。今のところ混み過ぎていないところもまた良い。
なお、かつては周辺の「永青文庫」、「和敬塾本館」まで細川家の敷地だったとのこと。すぐ近くのホテル椿山荘(山縣有朋旧宅跡)や関口芭蕉庵、早稲田大学構内の大隈庭園、甘泉園公園と合わせた日本庭園巡りはオススメの散歩コースです。お隣の「江戸川公園」にも古庭園の遺構と言われている?石組が残っていたり。その他、都内の肥後藩・細川家ゆかりの公園としては「戸越公園」があります。
(2017年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
都電荒川線 早稲田駅より徒歩4分
東京メトロ東西線 早稲田駅より徒歩12分、有楽町線 江戸川橋駅より徒歩15分
〒112-0015 東京都文京区目白台1-1-22 MAP