権祝邸庭園

権祝邸について

【非公開】
「権祝邸」（ごんぼうりてい）は諏訪大社上社の神職“権祝”を務めた矢島氏の邸宅。同じく諏訪大社の神職“神長官”を務めた守矢氏の『神長官守矢史料館』のほぼ斜め向かい（茅野市と諏訪市の市境）。

藤森照信建築『神長官守矢史料館』『フジモリ茶室』を訪れ、そしてそのまま諏訪大社上社へ――と移動をする道すがらの立派な門と石垣が気になっていたのですが、（文化財指定は受けていないけれど）やはり由緒ある邸宅として地元では知られているそう。

権祝というのは諏訪大社の神官の最高位・大祝の下におかれた“五官祝”のうち1つ。この邸宅は“跡”ではないのですが、だいぶ前から無住らしく側道からはちょっと傷んでいるように感じる邸宅の姿が見える。
また築山と石組、池泉庭園があったのではと思わせるくぼみと護岸の姿も。観光施設になるでもなく、このまま荒廃してしまうのかもしれませんが――古庭園の記録として。

（2014年5月、2019年7月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。）