宮城俊作/プレイスメディアが作庭を手掛けた、東京の夜景も楽しめる銀座最大級の屋上庭園。建築デザインは谷口吉生。
ギンザシックスガーデン/名和晃平『変容の庭』について
GINZA SIX(銀座シックス)は2017年に東京・銀座六丁目にオープンした銀座最大の商業施設&能楽堂などの大型複合施設。建築の設計はニューヨーク近代美術館(MoMA)等も手掛けている世界的建築家・谷口吉生さん。屋上庭園の作庭は造園家・宮城俊作さん率いるプレイスメディアが担当。
一般のショッピング客も入場できる屋上庭園“GINZA SIXガーデン”の広さは約4,000平方メートル(1,200坪以上)で、これは銀座では最大規模の屋上庭園とのこと。
2018年夏には<チームラボが手掛けた《呼応する木々 in GINZA SIX GARDEN》を開催。屋上庭園が『呼応する木々 / Resonating Trees』でライトアップされ、多くの方が訪れていました。屋上からは銀座・東京の夜景や東京タワーの眺望を楽しめます。
GINZA SIXは施設内のデザインも美しい。フランス人デザイナーのグエナエル・ニコラ(キュリオシティ)が和の建築・採光などを参考にデザインしたもので、またショッピングフロア内にも、チームラボの手掛けた作品『Universe of Water Particles on the Living Wall』や、草間彌生さん、個人的に何度も個展・作品を観に行っている大巻伸嗣さんのアート作品などが点在。
ちなみに6階フロアにある蔦屋書店とスタバも和を基調として盆栽などもある、落ち着いて作業ができる空間です。
2021年4月からGINZA SIXに登場したのが、現代芸術家・名和晃平による新作《Metamorphosis Garden(変容の庭)》。名和晃平の新作…!しかも庭…!?てことで次に東京に訪れた時には必ず見に訪れたいと思っていた場所でした。
これまでに発表された“Trans-Deer”や“Ether”が吹き抜けに浮遊する“庭園”。この作品はこれだけじゃなく、ARでダミアン・ジャレの振付によるコンテンポラリー・ダンスとの共作として作品の完成形を見ることができます。写真に撮って終わりじゃない、その場に訪れなければ見られない体験(なるほどそういう展開があるのか、とも思った)。この“庭”は2022年4月まで展示。次東京訪れた時も見に行きたいな〜。
(2018年8月、2021年8月など訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)