新発田で国指定名勝“清水園”へ行くならここも。創業200年以上の酒蔵・市島酒造の離れに作庭された苔が美しい庭園。
庭園カフェいちしまについて
「庭園カフェ いちしま」は国指定名勝の大名庭園『清水園』とJR新発田駅の間に位置するカフェ・レストラン。江戸時代中期に創業した酒蔵『市島酒造』の市島家の離れに作庭された日本庭園があります。
新潟を代表する大地主/豪農・市島家。その本家が『市島邸』として公開され、当サイトでも2019年5月に訪れたのを紹介しています(⇒こちら)。
新発田駅から程近くにある市島酒造は市島家から分家した初代市島秀松が1790年(寛政2年)に創業、以来200年以上の歴史をほこる老舗。その銘柄“王紋”で、近年もスペインの国際コンクールややイギリス・ロンドンの“インターナショナルワインチャレンジ”で金賞を受賞されています。
そんな市島酒造に隣接するのが「庭園カフェ いちしま」(以前は「お茶処 いちしま」)。その名の通りカフェメニューやお抹茶に甘味、そしてカレーなどを日本庭園を眺められる屋内で味わうことができます。実は2019年に『市島邸』行った時にも訪れたんだけど、残念ながらお休みで…2年半越しの初訪問。
建物(旧邸宅)の前には約500坪という日本庭園が広がります。四季折々の植栽が楽しめる回遊式庭園で、訪れた時にはモミジが紅葉し始めていたタイミングだったけれど――それにしても庭全体の苔の美しさ!新発田の2つの名勝庭園と比べれば新しい庭園だけど、また異なる魅力がある。
そしてポイントポイントに鮮やかな赤色の“佐渡赤玉石”が配されているのが、お庭のカラフルさを引き立たせていて素晴らしい。
現在も『清水園』まで向かう際に立ち寄るのにちょうど良いロケーションですが、今後すぐ近くに“大蔵財閥”大倉喜八郎の近代和風建築『蔵春閣』が移築され、その一帯が『越後新発田門前町プロジェクト』として観光拠点となる計画も発表。「市島酒造」では酒蔵見学も受付ておられるので、そちらもチェック!
(2021年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)