大正時代以降、北摂の土木建築を支えた中井梅太郎の旧宅を活用したレストラン。大きな石橋が特徴の枯山水庭園。
がんこお屋敷 池田石橋苑について
京都の山縣有朋の旧宅跡『高瀬川二条苑』(第二無鄰菴)をはじめ、多くの歴史的和風建築をレストラン・料亭として再活用している「がんこフードサービス」の“お屋敷”シリーズ。2019年12月に初めて池田市に行った折、「がんこ池田石橋苑」(いけだいしばしえん)にも行きました!
かつては能勢街道と山崎街道の交わる宿場町だったという石橋の町。初めて訪れたのですが商店街もかなり長くて賑わってて驚いた。
石橋阪大前駅からも程近いこのレストランは、大正時代に創業し北摂の土木建築を支えた「中井エンジニアリング」の創業者・中井梅太郎氏の邸宅を一部リノベーション・活用する形となったもの。庭園は2箇所あるのですが(冒頭の庭園と、店舗の奥にある11〜12枚目のエリア)、奥の庭園には中井梅太郎とその奥様の銅像が立ちます。
メインの庭園は主屋の前の枯山水庭園。庭園の規模そのものは大きくありませんが、庭門をくぐってすぐの石橋と、庭園の中心にある踏分石の大きさが際立つ…!そしてこの時期は頭上の紅葉がとにかくきれいだった。
そして屋敷(店舗)の前庭も、巨石による築山が出迎えてくれたり、尾形光琳の“燕子花図”を思わせる絵画が描かれているレストラン棟は池にせり出していたり――と元々は“回遊式庭園の一部”だったかのような雰囲気を感じる。燕子花図の建物はもしかしたら現代に増築された部分なのかな〜。先の銅像があるエリアも含め、大きな回遊式庭園になっていたのかもしれない。
…と、お食事をいただきつつ池泉を眺めていて思いました。また池田へ行った際は立ち寄りたい。次は主屋の方に当たるといいなー!
(2019年12月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
阪急宝塚本線 石橋阪大前駅より徒歩6分
阪急京都線 茨木市・JR茨木駅より路線バス「国道石橋」バス停下車 徒歩3分
〒563-0032 大阪府池田市石橋3丁目3-18 MAP