英雲荘(三田尻御茶屋)庭園Eiunso Garden (Mitajiri Ochaya), Hofu, Yamaguchi

萩藩が参勤交代の際に利用していた「萩往還」の街道に沿って建つ長州藩のお茶屋。江戸時代中期の池泉回遊式庭園と幕末の志士が出入りしていた望楼も。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

「三田尻御茶屋」(英雲荘)は江戸時代初期、萩藩2代藩主・毛利綱広により造られた長州藩の公館、お屋敷。「萩往還関連遺跡三田尻御茶屋旧構内」として国指定史跡です。
長州の海の玄関口としてかつて栄えた防府・三田尻港。萩藩が参勤交代の際に利用していた港であり、三田尻御茶屋も萩往還の街道に沿って建ちます。
明治時代となり毛利家が藩主の任を解かれた後はこの屋敷も邸宅の一つとなり、ここから北へ約2kmの地に「毛利本邸」が完成するまではここで過ごされたのだとか。その後昭和年代に防府市に寄贈され、平成に入ってから大改修を経て公開。
座敷から眺められる池泉回遊式庭園は江戸時代中期に造られたものを復元整備中のもの(平成30年度完了予定…ということはほぼ完成?あとは芝生とかを整備するのかな)。なお往時はもっと広かったのだとか。庭園にある茶室「花月楼」も江戸時代中期の建築で、市内の周防国分寺に建てられたものを明治時代にこの地に移築。(なお、元々「花月楼」という茶室が三田尻御茶屋にはあり、そちらは現在萩市の松陰神社に移築されたんだそう。ややこしい)
お屋敷の2階部分は「大観楼」と呼ばれ、幕末には京都から逃れた三条実美や高杉晋作ら幕末の志士が出入りしていた場所だそう。かつては2階から海も眺められたーーみたいです(現在見えるのは割と普通の住宅街)。屋敷内もふすまや意匠が凝っていて見ごたえがあります。
(2018年7月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス / Access

JR山陽本線 防府駅より徒歩15分(※駅にレンタサイクルあり)
防府駅より路線バス「三田尻病院」バス停下車 徒歩2分

〒747-0819 山口県防府市お茶屋町10-21 MAP