
世界的ブランド・Diorの世界3店目のコンセプトストアが代官山に誕生…“プラントハンター”西畠清順(そら植物園)/フラワーアーティスト・東信さん作庭の庭園も。
DIOR Bamboo Pavilion / ディオール バンブー パビリオンについて
「DIOR Bamboo Pavilion」(ディオール バンブー パビリオン)は東京・代官山に2026年2月にオープンした、世界的ファッション・ブランド「Dior」による世界3店舗目のコンセプトストア。日本の様々な職人/アーティストが関わる中で、その庭園を“プラントハンター”として知られる西畠清順(そら植物園)さん、フラワーアーティスト・東信さんにより手がけられています。
最寄駅の代官山駅から徒歩7分、渋谷駅(新南口)や恵比寿駅からも徒歩圏内。かつて『青山学院女子短期大学シオン寮』のあった場所に、2026年2月に開店した「DIOR Bamboo Pavilion」。フランス発の世界的ラグジュアリー・ブランドの展開する、韓国のソウルに続き世界3店舗目となるコンセプトストア…この空間のこだわりを解説してくださるガイドツアーに早速参加してきました。
約1,800平方メートルの敷地の中心は、夜には金色にライトアップされるその豪華絢爛な建築。パリの本店『30モンテーニュ』のファザードを、京都・嵐山の竹林から着想を元に再解釈/再構成されたもので、まるで本物を竹を金色に染色した…?ようにも見えるアルミニウム製の“竹”で組まれています。そして内装もほぼ全面に日本の和紙(京都や越前)が用いられ、その特徴的な曲線も青森のねぶた(ねぷた)から着想されているそう。
そのパビリオンの前庭として現れるのが、池泉式の日本庭園。“プラントハンター”として人気の西畠清順さん(そら植物園)の作庭。
宮殿の様な雅な建築と、洲浜のある平面的な庭園といった組み合わせ——様式で言うならば平安時代以前…例えば『平城京東院庭園』の様な趣き。その一方で、エキゾチックなソテツや京風な台杉など、無国籍・グローバルであり自由な雰囲気がこの空間の魅力!(ガラスの鯉もすごい…!)
その先、アプローチから隠れた坪庭的な空間に入った途端にカラフルな世界観に誘われて驚く…!こちらのガーデンの植栽を手掛け、予約制の『カフェ ディオール by アンヌ=ソフィ—・ピック バンブーパビリオン』に作品「ブロックフラワー」「パルダリウム」を展示されているのがフラワーアーティスト・東信さん(花樹研究所)。先のガーデンはブランド創始者:クリスチャン・ディオールが幼少期を過ごしたフランスのノルマンディー地方・グランヴィルの庭園をイメージして作庭されたもの。
そしてパビリオンの奥には一風変わった全面茅葺のまあるいお茶室「Dior Tea House」も…。こちらを手掛けたのはプロダクトデザイナー・岩元航大さん。…そしてブランドのリリースには「兵庫の茅葺職人」とのみ書かれていますが、この茅葺はこの方しかいないでしょう…神戸の『淡河宿本陣跡』で唯一無二の茅葺のお社を紹介した相良育弥さん率いる「くさかんむり」も関与されています(→岩元さんInstagram)。このお茶室は現状一般には非公開ですが、レセプション等で用いられているそう。
代官山には、国の重要文化財のお屋敷『旧朝倉家住宅』に近代に作庭された広いお庭があります。その時代に流行したタイプのお庭…と、現代の都心に現れたJapanese Garden。それぞれ足を運んで、庭園を通じて時代の変化と、変わらない“本質”を探してみて。
(2026年3月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
東急東横線 代々木駅より徒歩7分
JR線・東京メトロ日比谷線 恵比寿駅より徒歩13分
JR線・京王井の頭線 渋谷駅より徒歩13分
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町8-1 MAP
投稿者プロフィール

- Instagram約9万フォロワーの日本庭園メディア『おにわさん』中の人。これまで足を運んで紹介した庭園の数は2,000以上。執筆・お仕事のご依頼も受け付けています!ご連絡はSNSのDMよりお願いいたします。
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