
苔の美しいお庭を眺めながらのアフタヌーンティーが人気…有名スイーツブランドが手がける“人と、自然と、動物の共生”がコンセプトのレストラン/カフェ。
クレソン・リバーサイド・ストーリー 旧軽井沢 庭園について
「クレソン・リバーサイド・ストーリー 旧軽井沢」(くれそんりばーさいどすとーりーきゅうかるいざわ)は長野県軽井沢町の旧市街地・旧軽井沢エリアにあるレストラン/カフェ。苔の美しいお庭を眺めながらのランチやアフタヌーンティーが人気。
現在も避暑地・別荘地として絶大な人気をほこる「軽井沢」。中山道六十九次、18番目の宿場町・軽井沢宿としての歴史を持ちながら、明治時代に碓氷馬車鉄道〜碓氷線が開通すると首都圏の大資本の参入もあり大正時代〜昭和時代に掛けて多くの別荘・ホテルが造営されました。
そんな旧軽井沢宿の面影を残す旧軽井沢銀座通りの奥、江戸時代からの老舗で文豪にも愛された『つるや旅館』の隣接地に2021年にオープンした「クレソン・リバーサイド・ストーリー旧軽井沢」。通りからもその苔庭が見えるのですが、人気のレストランの多い軽井沢においてもこれだけの広い苔庭を眺められる店舗はそうないのでは…!?
その建築は、軽井沢の洋風の別荘建築とはまた雰囲気が異なる、森が舞台の絵本の中に登場しそうなメルヘンチックな洋風建築。木樽の中をくぐっていくようなアプローチの中には長野県産のりんごと葡萄にこだわったシードルワイン&シードルが並び、そのトンネルを抜けると吹き抜けと大きな窓が開放的なレストラン、テイクアウトの方の為のスイーツショップが。レストランでは信州/長野県産の食材をふんだんに活かしたランチやディナー、そしてスイーツを、その外に広がる苔庭を眺めながら楽しめます。
このクレソン〜を運営するのは、東京土産で有名な『東京ばな奈』『シュガーバターの木』を生み出してきた株式会社グレープストーン(のグループ会社)。名物的なお土産やスイーツブランドを抱える中で、現時点では唯一の直営のレストランという稀有な店舗がこちら。
ブランドコンセプトは《人と、自然と、動物の共生》。その前庭や苔庭の中に植わっているモミジの中高木も店舗の建設以前からそのまま残されているそうで、テラス席のデッキも既存樹木を見せるように(隙間を作りながら)設けられています。(エントランス前の石積みはかなり古く感じるので、元々は昭和の別荘のお庭だったのかな…)。この苔庭にせり出すようなこのテラス席がまた良い…!
またこの苔庭の向こうを流れる小川にクレソンが生息していたことから、“クレソン・リバーサイド・ストーリー”と名付けられたのだそう。先に紹介した『室生犀星記念館(室生犀星旧居)』もそうなのですが、軽井沢はその空気がもたらすのか苔むしたお庭のある邸宅が多い…けれど、このクレソン〜のお庭に関してはその小川によってよりしっとりした空気が流れている。
青々とした夏のモミジ+苔の姿もご覧の通り美しいけれど、秋にはその紅葉が一斉に赤く染まる紅葉の名所にも。
苔むしたお庭のある邸宅は道路から見ても多い、けれど、その中で鑑賞できる場所は限られます。その中でこの店舗は貴重な場!軽井沢を訪れる際はぜひ利用してみて。
(2023年8月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR北陸新幹線・しなの鉄道 軽井沢駅より徒歩30分(約2km/レンタサイクル多数あり)
軽井沢駅より路線バス「旧軽井沢」バス停下車 徒歩10分
〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢字木戸根680-1 MAP
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