庭園喫茶 デセール（旧こい茶屋）

庭園喫茶 デセール（旧こい茶屋庭園）について

「庭園喫茶 デセール」（ていえんきっさ でせーる）は京都・奥嵯峨にたたずむ邸宅・庭園を活用したカフェ。秋には紅葉が染まるお庭と愛宕山系の借景を眺めながらケーキと喫茶を味わえます。

京都を代表する観光エリア「嵐山」の北方、京都最古の庭園のある『大覚寺』から徒歩10分ほど歩いた先に突如現れるお屋敷――広々とした駐車場とレトロな守衛室が格式を感じさせる。

庭門をくぐると、庭園を眺められるカフェ「デセール」へとご案内いただけます。こんな穴場の庭園カフェがあったのか…！駐車場の正面に見える家屋の裏手に、かつて京料理／日本料理店『京彩庵 こい茶屋』が営業されていたお座敷と、現在「デセール」となっている洋風のモダンな建物（と更に別業態で使われている離れ）が並び、その周囲に庭園が広がります。

店内からも大きなガラス戸越しに広々と庭園が眺められ、その景色と共にパティシエとして活躍されていたシェフによるケーキ／スイーツをいただけます。
今回訪れたタイミングでは他のお客様が居ない、穴場！なタイミングでその空間を堪能できましたが、店内には俳優・浅野忠信さんを始めとする有名俳優陣のサインも――京都にロケに訪れた有名人も立ち寄るそう。

庭園は、すぐ隣を流れる有栖川の水を引き入れた“流れ”と紅葉が主体の回遊式庭園。昭和中期作庭。東側の山の斜面は『嵯峨天皇 嵯峨山上陵』の麓にあたり、西側には愛宕山系の山々の景色が広がる。
今回訪れたタイミングは本当に紅葉がお見事でしたが、冬には（立地柄）雪景色、春には枝垂れ桜や新緑も美しいとか（次は新緑の時期に訪れよう）。また初夏にはこの流れに蛍が飛び交う！

奥嵯峨にこんな庭園カフェがあったなんて――返す返すもそう思うのですが、訪れた後に知ったこと。実はこの建物、ミシュラン料亭御用達「嵐山たなか」の本社＆グループ店。どうりで随所にこだわりを感じるはず――そんな京都の隠れ家カフェ、ぜひ足を伸ばしてみて。

（2024年12月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。）