国宝寺院の境内に、近代の作庭家・長岡安平の設計?で作庭された池泉回遊式庭園。足利将軍家の居城として日本100名城にも。
鑁阿寺・大日苑について
「鑁阿寺」(ばんなじ)は鎌倉時代初期に後の将軍家・足利家により創建された寺院。その敷地は足利将軍家が将軍となる以前の居城だった場所で、四方に堀があることなど中世の武家の館の面影を残し、「足利氏宅跡」として国の史跡に指定されています。また日本100名城にも選定。
足利将軍家が京都に拠点を移した後は足利家の氏寺に。室町時代に現在の姿に改修されたとされる本堂が国宝で、境内の日本庭園からも眺められる鐘楼は国指定重要文化財になっています。その他にも山門や大銀杏などが栃木県指定の文化財・天然記念物。2度目の訪問ではイチョウの染まり具合がすごかった!
心字池からなる日本庭園に関してはあまり情報がなく…『大日苑』というのは鑁阿寺や日本庭園を含んだ、この一帯の公園として名前みたい。またWikipediaには近代を代表する造園家のひとり・長岡安平がこの大日苑(境内)の設計を手掛けたという情報が書かれています。
また鑁阿寺のすぐ近隣には、日本最古の学校といわれる日本遺産の『足利学校』があり、こちらでも築山泉水式の日本庭園が見られます。あわせてチェック!
(2017年11月、2018年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)