岡山県指定の町並み保存地区“足守”の陣屋町の観光拠点で見られる和洋折衷な近代和風建築?と枯山水庭園。
足守プラザ庭園について
「足守プラザ」(あしもりぷらざ)は岡山県の町並み保存地区に指定されている旧城下町の古い町並み“足守”の観光交流施設。各施設のパンフレットが見られるほか、陶芸・木工芸の体験施設やレストラン“洪庵茶屋”、米蔵ギャラリーなどを併設。ギャラリー前に日本庭園もあります。
同じ岡山市でも岡山市の中心部からは約20km程の距離がある足守の古い町並み。2022年5月に初めて訪れました。
先に紹介した岡山県指定名勝の大名庭園『近水園』の中でも書きましたがずっと来たかった足守。それがかなわなかった主な理由は交通手段の問題で…最寄り駅から4km程離れているけれど、現在路線バスはコロナ禍もあり休止中。2番目に近い備中高松駅の近くにレンタサイクルできるお店があるので今回はそこを利用したのですが、そのお店の「第三日曜日の定休」にぶつかったり雨だったりで…その手段もようやく使うことが出来て、念願!の足守。
豊臣秀吉の正室・ねね(北政所)の兄・木下家定(杉原家定)が関ヶ原の戦い後も外様大名として存続し初代藩主として足守に入って以来、この地を(途中5年間だけ離れたものの)明治維新までの約270年間を13代に渡り治めました。
足守に置かれたのは城ではなく陣屋なので、正しくは城下町ではなく“陣屋町”ですが、そのメインストリートには現在も古い雰囲気を残す町家・邸宅を多く残します。そんな町並み保存地区の最南部、街並みの入口的な場所にあるのが足守プラザ。(観光駐車場も併設)
観光拠点としての機能は冒頭に書いた通りなのだけど、重厚な土蔵(=米蔵ギャラリー)に囲まれた、かなり大きなお屋敷の中に開かれた施設で。非公開の主屋や米蔵ギャラリーは漆喰塗りの海鼠壁が印象的、そして主屋は2階が洋風の和洋折衷な近代和風建築っぽさがある。市の文化財にもなってないみたいだけど気になる…。
米蔵ギャラリーと主屋の前にサツキなどの刈込やマツが存在感ある枯山水庭園があります。足守観光の際はこちらにも立ち寄ってみて。
(2022年5月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR吉備線(桃太郎線) 足守駅より3.5km
JR吉備線(桃太郎線) 足守駅より5.5km(駅近にレンタサイクルあり)
*足守地域への路線バスは休止中
〒701-1463 岡山県岡山市北区足守979 MAP