会津藩家老・西郷頼母の過ごした家老屋敷を中心に、県重文の古建築や茶室が立ち並ぶ歴史テーマパーク。
会津武家屋敷について
「会津武家屋敷」(あいづぶけやしき)は会津藩家老・西郷頼母(さいごうたのも)の邸宅の復元をはじめ、福島県指定重要文化財の「旧中畑陣屋」などの歴史的建築や歴史資料館、体験工房やお食事処が併設された歴史テーマパーク。2019年5月に訪れた、1年半ぶり3度目の会津若松。この施設は代表的観光スポットの一つなのですが、今回初めて入場しました。
西郷頼母は幕末の会津藩家老の一人。西郷家は代々会津藩主・松平家に仕えましたが、頼母は松平容保にたびたび新政府軍との和議を唱え、その度に反発に遭いその職を解かれていたそう。結果的に城を離れて長生きした人物。
会津武家屋敷で見られる家老屋敷は、昭和50年に江戸時代中期の建築を当時の鳥瞰図を元に復元したもの。なので広大なこの屋敷の周囲にある庭園(御成の間前の池泉庭園)は昭和年代に作庭されたものになります。
家老屋敷や茶室“嶺南庵麟閣”(千利休の次男・少庵の作った茶室)は復元された建物ですが、この地に移築された茅葺きの「旧中畑陣屋」は江戸時代末期の1837年(天保8年)に建てられ、東北に残った最後の代官所として福島県指定重要文化財になっています。
その他にも会津天満宮や各種資料館など盛りだくさん。なお冬季期間は家老屋敷の内部見学ができるそうなので(中庭もある…)、あえて冬に行くことを選ぶのもありかも?
(2019年5月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR磐越西線 会津若松駅より4km弱(駅にレンタサイクルあり)
観光周遊バス「会津武家屋敷前」バス停下車 徒歩1分
〒965-0813 福島県会津若松市東山町大字石山院内1 MAP