人気ブランド“アニエスベー”が2023年に京都に開いたカフェ/コンセプトショップ。京町家の坪庭は世界で活躍する庭師・山口陽介(西海園芸)作庭。
アニエスベー 祇園店/アニエスベー・カフェ 祇園店について
「アニエスベー祇園店」(あにえすべー ぎおんてん)はフランス発の有名ファッション・ブランド『アニエス・ベー』が日本上陸40周年の記念の年となる2023年に京都にオープンしたコンセプト・ショップ。リノベーションされた京町家の中庭/坪庭は海外でも活躍されている庭師、西海園芸・山口陽介さんの作庭。
京都の代表的な観光地の一つ・祇園の花見小路。人通りの多いメインストリートからほんの少し入った場所に2023年4月にオープンしたアニエスベー祇園店。外観には決して派手さはなく、漆喰の中にさりげなく光る「agnès b.」のロゴがその目印。
京都市内にもいくつかアニエスベーの店舗はありますが、ブランド創設者:アニエス・トゥルブレが愛した街の一つが京都だそう。
そんな縁から開かれたこのショップは1階は日本で現在4店舗展開されている「アニエスベーカフェ 祇園店」、2階ではここにしかないアイテムも取り扱うショップ&ギャラリーとなっています。
建築の内装をはじめ、カフェで使われている食器のデザイン/製作を手掛けたのはフランス・アルルと神戸を拠点としてアトリエを噛ませる柳原照弘さん。アニエスベーのブランドロゴやアニエス本人の手書きメッセージがあしらわれた白いカップはまるで欧州プロダクトのようで、実は有田焼とのコラボレーションなのだとか。
この空間の中で《特に大切にしたもの》という問いに対して柳原さんが《一番》と語ったのが中庭/坪庭。苔を主体としたシンプルなお庭ながら、大きな窓から柔らかな光が射し込み、そのスタイリッシュな空間を彩っています。作庭を手掛けたのは長崎に拠点として世界でも活躍されている庭師・山口陽介(西海園芸)さん。
伝統的な京都の町家を舞台に、フランス・神戸・九州とさまざまな地域を拠点にグローバルで評価を得ているクリエイティブが混ざり合った空間。お食事・コーヒーとともにその魅力も感じてみて。
(2023年12月、2014年1月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
京阪電車 祇園四条駅より徒歩5分
阪急京都線 京都河原町駅より徒歩8分
最寄りバス停は「祇園」バス停 下車徒歩2分
〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570-128 MAP