国指定重要文化財の洋風建築“旧松本高等学校”も残る都市公園の、美ヶ原を借景とした池泉回遊式日本庭園。
あがたの森公園について
「あがたの森公園」は松本市の中心部にある都市公園で、大正時代に設立された旧制松本高校の跡地に開かれました。公園の入り口に残る「松本市あがたの森文化会館」は大正時代の洋風建築として、「旧松本高等学校 本館」「旧松本高等学校 講堂」の名で国指定重要文化財となっています。
草間彌生で有名な「松本市美術館」からも近いので、過去の松本旅行の際にも訪れたことのあったあがたの森公園。「そういえば園内の池って、今思えば日本庭園っぽかったなあ」と思って――2019年夏の信州の庭園巡りの際に立ち寄りました!なお公園のアプローチのヒマラヤスギ並木は大正時代、二代目校長であり植物学者であった大渡忠太郎により計画・植樹されたもの。
そのアプローチまたはあがたの森図書館・公民館の中庭を抜けると日本庭園があります。美ヶ原高原方面を借景にした大きな池泉回遊式庭園で、池の中には亀島や船石っぽい姿も見られます。情報が全然無いけど…1950年に学校が廃止になった後に開かれた公園なので昭和年代の作庭されたものかな。
夕暮れ時の遅い時間だったけど(写真には写ってないけど)地域の人たちで賑わっていた、地域のシンボル的な公園。…こうした大きな都市公園の日本庭園、割と著名な造園家/公園デザイナーが関わっていがちなので、いつか情報を知りたい。
(2019年7月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)