湯村常磐ホテル庭園Yumura Tokiwa Hotel Japanese Garden, Kofu, Yamanashi

海外の日本庭園専門誌のランキング上位常連。昭和天皇、明仁上皇もご宿泊された離れの前に広がる回遊式庭園。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

湯村常磐ホテル 日本庭園について

「湯村常盤ホテル」(ゆむらときわほてる)は甲府市の湯村温泉郷の入口に位置する“皇室御用達”の宿泊施設。昭和初期の創業以降、昭和天皇、明仁上皇、皇太子時代の今上天皇をはじめとする多くの皇族が宿泊されています。
その庭園はアメリカの日本庭園専門誌のランキング『しおさいプロジェクト』で毎年のように上位にランクイン。2012・2013年に第3位にも選ばれています。なお庭園は宿泊客以外の方でも9時~17時のあいだ散策可能。

ということで以前から名前は存じていたのですが、なかなか機会なく…2019年9月の山梨旅行で初めて訪れました!
平安時代に弘法大師空海により発見されてから1200年以上の歴史をほこり、“武田信玄公の隠し湯”とも言われた湯村温泉。常盤ホテルの創業は昭和4年、現在の庭園が作庭されたのは戦後の1947年(昭和22年)。これは昭和天皇が初めて訪れた年のこと。

現在正面玄関になる東館や西館は昭和後期〜平成年代に建築されたものですが、庭園内に点在する離れのうち“貴松亭”“松風”は昭和天皇がご宿泊され、その当時から現在も残る数寄屋造りの客室。
そう考えると、広い日本庭園もメインはこの2棟の前の池泉回遊式庭園であって、これらの客室からは(現在の東館や西館に遮られず)甲府の山々の風景を眺められるように設計されていたのではとも思えてくる。

そう、湯村常磐ホテルの特徴は庭園内に点在する離れの多さ。“貴松亭”“松風”の奥には武田家ゆかり(部下?)の旧家・萩原邸を塩山から移築した古民家も。この3棟を含め合計7棟。また園内には高松宮殿下お手植えの栗の木や、甲府の旧家・細田家から伝来された江戸時代の大灯籠なども点在。

60本ものマツがその高貴さを伝える広大な日本庭園――勿論美しいのだけれど、なぜ数百箇所のうち3位にまで選ばれたかを考えると。この庭園は先に書いた通り「離れで過ごす時間」その体験にものすごく価値があるのではと感じる。天皇が滞在された建築に泊まり、夜に庭園を散策できたら…最高だろうなあ。これはただ昼間に庭園を散策するだけでは味わえないもの。
そう、庭園って目だけでも楽しめるけど、その先の“体験”でより深みが味わえる。次回訪れる際には客室に泊まりたいなー!散策後にはお食事やカフェの楽しめる「ラウンジ花梨」も。

(2019年9月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR中央本線 甲府駅より路線バス「湯村温泉入口」バス停下車すぐ
JR甲府駅より約2.5km(徒歩約30分・駅周辺にレンタサイクルあり)

〒400-0073 山梨県甲府市湯村2丁目5-21 MAP