貞松院Teishoin Temple Garden, Suwa, Nagano

例年春に特別公開される、樹齢四百年のシダレザクラと庭園。越後高田藩主・松平忠輝公の墓所も。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

貞松院について

【通常非公開・特別公開あり】
「貞松院」(ていしょういん)は徳川家康の六男であり越後高田藩主も務めた大名・松平忠輝と初代諏訪藩主・諏訪頼水の正妻・貞松院殿の菩提寺。
通常非公開の庭園にある「貞松院のシダレザクラ」は諏訪市指定天然記念物。例年春に庭園とともに特別公開されます。そのほか、松平忠輝墓地、貞松院殿墓地、両名の遺品などが諏訪市の史跡や文化財に指定されています。

2019年夏のアウェー松本戦ついでの信州庭園巡り。上諏訪のゲストハウスで一泊した足で諏訪周辺の庭園も巡りました。これまで何度か温泉目的も含め訪れていた上諏訪なのですが、今回訪れる前に寺町があることに気づいて…。
中でもこの貞松院には庭園がありそう…!と思い訪れてみた――のですが、残念ながら普段は非公開。「春のシダレザクラの見頃の時だけ特別公開している」とお聞きしたのですが、2020年も枝垂れ桜のライトアップを開催予定だそうなのでお近くの方は是非訪れてみて…!

お寺の歴史も少しだけ。正式名は「迎冬山 貞松院 月仙寺」(げっせんじ)。桃山時代に無哲上人によって「慈雲院」として創建された後、二代目高島藩主・諏訪忠恒によって母親・貞松院殿の菩提所とされ現在の寺名に改めました。
また越後高田藩主として高田城を築城した松平忠輝は父・家康や兄・徳川秀忠と折り合いが悪く、高田藩主を解かれ伊勢や飛騨高山を転々、後に移された諏訪の地で亡くなるまでの60年間を過ごしました。ちなみに松平忠輝の妻だった五郎八姫(伊達政宗の長女)の墓所のある『天麟院』も紹介しています。

現在建つ本堂は昭和初期(1936年)に再建されたもの、庫裡が江戸時代の末期に再建されたもの。なお諏訪市天然記念物のシダレザクラは諏訪忠恒が大坂夏の陣の際に持ち帰ったものだそうで、それ以来400年の樹齢をほこり“延命桜”と呼ばれるそう。

貞松院と同じ寺町を形成する法光寺、正願寺も参道の花木がきれいで(訪れた時にはアジサイが満開)、そしてどうやら同じ規模の池泉鑑賞式庭園があるみたいなんですよねえ…山側から流れてくる角間川に沿ってこの寺町が形成されていることも含め気になる寺町の庭園群。

(2019年7月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR中央本線 上諏訪駅より徒歩12分
上諏訪駅より路線バス「角間橋」「旧道角間橋」バス停下車すぐ

〒392-0004 長野県諏訪市諏訪2丁目16-21 MAP