中将姫が暮らした1300年の歴史をほこる古刹の、二つの国宝の三重塔を眺める江戸時代作庭の庭園“双塔園”。
當麻寺 中の坊庭園について
「當麻寺」(たいまでら)は飛鳥時代に聖徳太子の弟・麻呂古王によって創建されたと伝わる寺院。奈良時代に建立された三重塔“東塔”、平安時代に建立された“西塔”や“本堂”など建造物の多くが国宝・国指定重要文化財。
その塔頭寺院「紫雲山 護念院」(ごねんいん)の庭園はその二つの塔を眺めながら回遊できる“双塔園”と言います。
2020年7月、約5年ぶりに当麻寺を訪れました!この護念院は新たに紹介する…のですが5年前の写真見直してたら拝観して、花が満開だったツツジ園だけ写真に撮ってた(12枚目)。
200年の歴史のあるこのツツジ園とともに晩春に約1,000株の牡丹の花が見ごろを見返る南庭が双塔園。冒頭の苔むした池泉鑑賞式庭園が江戸時代中期の作庭、そして庭門の前の庭園は江戸時代初期の作庭とされます。池泉庭園の中のほとんど沈んでるみたいな舟石が気になる。
奈良時代には国宝“當麻曼陀羅”の制作者・中将姫が住まわれていたと伝わる旧跡寺院として約1,300年の歴史をほこる古寺で、中之坊とともに當麻寺の代表住職を数年に一度つとめているそう。奈良県指定文化財の梵鐘のほか、平安時代~鎌倉時代の仏像(阿弥陀如来像)を所蔵しています。
(2015年5月、2020年7月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)