水車公園日本庭園・徳水亭

水車公園・徳水亭について

「水車公園」（すいしゃこうえん）は昭和の終わりに開園した板橋区立の公園。この公園のある旧赤塚村は古代からの遺跡や城址も残る歴史ある土地で、約1.5kmの場所に赤塚城址や板橋区の郷土資料館があります（そういった類の歴史ウォーク的な案内も）。

この水車公園のある「徳丸」というエリアは江戸時代には幕府の砲術訓練場であり、その後水田として開発されるように。現在は起伏あるフツーの住宅街ですが、この水車公園に復元された水車小屋はかつてこの地域で行われていた水田稲作の風景を再現したもの。

そしてその水車公園の日本庭園はその後に完成したもので、その茶室はかつてのこの地域の名前にもちなんで「徳水亭」と言います。庭園のテーマは『郷土の森に育まれた清流とその恵み』。現在はほとんど暗渠となっている前谷津川の名残を活かした池泉回遊式庭園で、敷地面積は決して広くはないけどちょうど台地の狭間に作られているのでその高低差を活かした立体感のある庭園。

徳水亭の玄関前には石庭も作られており、都心の住宅街の中で日本庭園の色んな顔を楽しむことができます。区民向けのイベントも定期的に開催されていて、秋に訪れた際は庭園コンサートも開催されていて多くの人が訪れていました。その時写真が撮れなかった…ので再訪して掲載！

（2018年10月、2019年4月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。）