金沢を代表する観光地/古い街並み“ひがし茶屋街”。江戸時代の創立当初から残る国指定重要文化財の茶屋建築と、瀟洒な建築意匠も取り入れた坪庭。
ひがし茶屋街・志摩について
「志摩」(しま)は金沢を代表する観光地/古い街並み「ひがし茶屋街」に残る国指定重要文化財のお茶屋建築。ひがし茶屋まちでは数少ない見学可能な文化施設の一つでもあり、建築と同じく歴史あるお庭(坪庭)が残ります。
「ひがし茶屋街」の通称で知られる国選定重要伝統的建造物群保存地区「金沢市東山ひがし」。江戸時代後期の1820年(文政3年)に百万石の城下町・加賀藩の公認の花街となったのがこの「ひがし茶屋街」(ひがし廓)と犀川の西側に残る「にし茶屋街」。整形的、直線的な町並みはその江戸時代に整えられたもので、格子戸のある二階建ての町家建築が立ち並びます。
そんな茶屋街の中央部に、ひがし廓の創設当初から残るのが「志摩」。玄関を入ると大きな階段があり、そして奥にはまた別の階段があり。2階に色んな客間座敷があり、べんがら色のお座敷やとっくりのような意匠のある瀟洒なデザインの部屋などが残ります。そしてこの志摩では観光客向けに三弦などの演奏も。
そして1階部分には坪庭があります。このひがし茶屋街で見られた“典型的な坪庭”とされるこのお庭。苔むした中に春日灯籠、月見灯籠、槍燈籠と手水鉢に、この地域らしい佐賀の赤玉石や円窓を景色に取り入れた手数の多いお庭で、1階座敷では眺めながらまったりできます。
また奥にある別棟の「寒村庵」では別の坪庭を眺めながらお抹茶をいただくことも。ひがし茶屋街観光の際はぜひ立ち寄ってみて。
(2023年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR北陸新幹線 金沢駅より2km(徒歩25分/駅周辺にシェアサイクルあり)
金沢駅より路線バス「橋場町・ひがし茶屋街」バス停下車 徒歩3分
〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目13-21 MAP