皇室ゆかりの寺院に小堀遠州により作庭された池泉鑑賞式庭園で、国指定名勝「延暦寺坂本里坊庭園」の一つ。
滋賀院門跡庭園について
【原則撮影禁止】
「滋賀院門跡庭園」(しがいんもんぜきていえん)は江戸時代初期に小堀遠州により作庭されたと伝わる池泉鑑賞式庭園で、国指定名勝「延暦寺坂本里坊庭園」の一つ。名勝庭園は原則撮影禁止なのですが、今回ご住職の許可を得て写真を撮らせていただきました!
国の重要伝統的建造物群保存地区である延暦寺坂本里坊。その中でも穴太積みの石垣の一段高い所にあるひと際格式の高い寺院であり、皇室ゆかりの寺院である「門跡」の名を持ち、そして延暦寺の本坊でもあります。
創建は江戸時代。後水尾上皇により「滋賀院」の名前を賜わり、皇室が代々住まったことから「滋賀院御殿」と呼ばれていたことも。現在も建築や唐門も豪華なのですが、明治時代に火事で焼失したため現在の建物はすべて明治時代以降のものとのこと。
名勝庭園は中庭のような場所にある池泉鑑賞式庭園。細長い池泉に亀島が浮かび、また石橋と中央の滝がその世界観を現しています。ちなみに石橋は切石橋で5mを越える巨石を用いられています。
また名勝庭園以外にも「蹴鞠の庭」と呼ばれるお庭や、狩野派による障壁画など多くの絵画が展示。大津・坂本を代表する、見どころの多いお寺さんです。
(2019年1月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)