丹波市指定名勝の磐座をのぞむ、四色の砂による枯山水庭園。豪雨被害から美しい姿を取り戻した重森三玲作品。
石像寺庭園“四神相応の庭”について
「石像寺」(せきぞうじ)は飛鳥時代の655年に創建されたと伝わる古い寺院で、本堂の前の四色の砂による枯山水庭園“四神相応の庭”の作庭は昭和の作庭家・重森三玲。文字が表現されている竹垣にも注目。
その他境内では丹波竹田の町を借景とする白砂の“霧海の庭”や、江戸時代に造られたとされる池泉鑑賞式庭園なども見られます。また裏山にそびえる巨岩による磐座は丹波市指定名勝。
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2014年の丹波市豪雨災害で裏山が崩落し、本堂や庭園に土砂が流出。一時荒廃したような状況になりましたが、3年の歳月を経て2017年末に修復が完了。
【参考記事】丹波新聞 | 市島町中竹田の石像寺 豪雨被害の修復が完了
都会から遠く離れている土地柄を考えると、3年でこの庭園が蘇ったというのはものすごいことだと思います。今回初めて訪れて感動しました!また、重森三玲作品の中でも多種の色の石・砂を用いた庭園の中では最も規模の大きい代表的な作品の一つじゃないか、とも思いました。また訪れたい!
(2018年3月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)