青岸寺庭園Seigan-ji Temple Garden, Maibara, Shiga

米原ダッシュをあえてしないで途中下車――米原駅から500mの場所にある江戸時代初期の国指定名勝庭園。

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青岸寺庭園について

「吸湖山青岸寺」(きゅうこさんせいがんじ)は「青春18きっぷ」愛好家ならほぼ全員が利用、そして大体乗換を経験しているであろう「米原駅」から500m程の位置にあるお寺で、その庭園「青岸寺庭園」は国指定名勝となっています。米原駅での乗換前後や時間調整も含め(笑)、これまで何度も訪れています。また庭園の他にも鎌倉時代及び南北朝時代の観音菩薩像を所蔵。

青岸寺の歴史は南北朝時代にさかのぼり、近江を治めていた佐々木京極道誉(佐々木高氏)によりこの地に「米泉寺」が建立されたものの戦火により焼失。その後江戸時代にこの地に入った守三和尚により再建され、彦根藩主井伊家の3代・井伊直澄公からも援助を受けたことで寺院として再興。

寺院が再建された際に造られた庭園は、彦根の大名庭園「玄宮楽々園」の築庭の際に持ち出され一時的に荒廃。その後、その玄宮園・楽々園の造営にも携わった彦根藩士・香取氏によって現在の枯山水庭園が作庭されました。
いわゆる白砂が印象に残る「禅」の枯山水庭園とは全く異なり、見た目の雰囲気は池泉鑑賞式庭園のようで、池泉を杉苔によって流水を表すという独特な表現方法がとられています。ちなみにこの表現方法は他には長浜市にある滋賀県指定名勝の「池氏庭園」にも見られます。

明治時代に庭園の高台部分に書院「六湛庵」が完成。季節によってはそちらから庭園を眺めることもできます。雨の多い時期には池泉をあしらったところに水が溜まり池が出来たり、晩春にはサツキが、秋には紅葉が見所となり、そして冬には米原は積雪地帯になるため雪の庭園を眺めることも――。まだ水溜まったところ見たことないのでいつかその時期にも行きたい。

また実際訪れても案内があるのですが、「」であっても近年は庭園の維持管理の補助金が援助されなくなってしまったそう。庭園維持を学生のボランティアに頼る状態から脱するため『青岸寺庭園保存会』が立ち上がり、現在はそちらによって庭園が運営されているとのこと。
その一環として青岸寺では庭園を眺めながら御食事が楽しめたり(予約制)、「寺カフェ」でコーヒーや甘味を楽しむことも。

長旅の途中にふらっと途中下車して庭園美にふれるのに最適な場所――是非訪れてほしいです!体験談ですが、米原ダッシュを一本送らせたら混雑回避できたこともあるので実用的にも!

(2014年12月、2015年3月、2016年3月、2018年12月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

東海道新幹線・東海道本線 米原駅より徒歩9分

〒521-0012 滋賀県米原市米原669 MAP