米沢藩主・上杉家の菩提寺に作られた「米沢三名園」の池泉回遊式庭園。
林泉寺庭園について
「林泉寺」(りんせんじ)は米沢藩主・上杉家や直江兼続の菩提寺で、その庭園は上杉記念館(上杉伯爵邸)庭園と並び「米沢三名園」と称されます。
林泉寺は上杉謙信の祖父・長尾能景が本拠であった越後・春日山城の麓に創建。その時代には長尾家の菩提寺となり、江戸時代に上杉家が米沢藩に移った際に林泉寺もこちらに移りました。現在も境内には上杉家墓所があり、上杉家以外でも直江兼続及び武田信清(武田信玄の6男)の墓所が山形県指定史跡。
林泉寺庭園は本堂の裏にある池泉回遊式庭園。作庭年代は不明なのですが、現在の本堂などの建造物は火災で焼失したのち江戸時代中期に再建されたものとのことなので(全面窓ガラスになってるからもっと新しく見えるけど)、おそらく元はその頃に作られたものなんだろう。
庭園も一部の護岸が丸太杭で整えられているので新しく見える。サツキ・ツツジの刈込みを主体としていて、借景には愛宕山をのぞみます。
また林泉寺の近くには国指定重要文化財のルネッサンス様式の木造の洋館『旧米沢高等工業学校本館』もあるので、併せてどうぞ!
(2018年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR山形新幹線 米沢駅より約3km ※駅前にレンタサイクルあり
米沢駅より路線バス「二中前」バス停下車 徒歩3分
〒992-0062 山形県米沢市林泉寺1丁目2-3 MAP