江戸時代初期、初代唐津藩主・寺沢広高の時代に植栽された、約100万本の松原。国の特別名勝。
虹の松原について
「虹の松原」(にじのまつばら)は国の特別名勝に指定されている景勝地で、静岡県清水の「三保の松原」(世界遺産)、福井県敦賀の「気比の松原」と並んで日本三大松原の一つ。朝鮮出兵へ向け豊臣秀吉がこの虹の松原沿いを通った際のエピソードなどの伝説でも知られます。
江戸時代初期に初代唐津藩主・寺沢広高が玄海灘に対する防風林として海岸線の砂丘にクロマツを植栽したもので、かつては長さ10km以上、幅1kmを越える規模だったそう(現在は長さ5km弱。それでもすごい)。現在も約100万本もあるという松の中には樹齢数百年という老松も残っています。
その弧を描いている美しい風景を虹に喩え「虹の松原」と称されるようになった――かと思いきや、その長さから江戸時代に「二里の松原」と呼ばれていたのが語源なのだとか。ダジャレかい。
かつては国有林であり、現在も保安林として佐賀県が管理。
とにかく大規模な松原なので、利用駅は虹ノ松原駅だけでなく人気アニメ「ユーリ!!! on ICE」の聖地のひとつでもある諏訪神社の最寄・浜崎駅や、東唐津駅で下車しても散策が可能――ただ松原を平面で歩いていてもとにかく広い松原と砂浜なので(笑)ビュースポットである鏡山展望台へ行ってこそという感じがするかも。行ってないけど…。砂浜で眺めても湾に沿って弧を描いているのが分かりますが、展望台からの眺めこそ美しいなあ。次は鏡山から見たい。
(2018年10月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR唐津線・筑肥線 唐津駅より約3km(駅前にレンタサイクルあり)
JR筑肥線 虹ノ松原駅より海岸まで徒歩15分程
※範囲が広いので、実際は駅を降りたらすぐ松原が広がります
〒847-0022 佐賀県唐津市虹の松原 MAP