川越城と喜多院の間に位置する、川越で唯一残る江戸時代の武家屋敷。土曜日のみ公開。
庭園フォトギャラリーGarden Photo Gallery
永島家住宅(旧武家屋敷)について
【土曜日のみ公開】
「永島家住宅」(ながしまけじゅうたく)は小江戸川越に残る江戸時代後期の武家屋敷で、川越の中で江戸時代からの状態で残っている武家屋敷はもうこちらのみという貴重な建築。川越市指定史跡。(イベント時以外は)土曜日のみ公開されており、その庭園を歩くことができます。
大老・酒井忠勝や『六義園』の作庭者でも知られる柳沢吉保など錚々たる人が歴代城主を務めた「川越城」。その城郭の程近く、川越を代表する寺院『喜多院』との間にかつて武家屋敷街がありました。この「永島家住宅」は中級武士の屋敷とされ、その形式は江戸後期に藩主を務めていた松平家の「武家住宅の建築規則」の範囲通りに造られているとのこと。またこの一帯は、軍事的に川越城の出入り口を固める役割を果たしていたとされます。
その敷地内の庭には、「日本庭園」といえるようなものは残念ながら残っていませんが、若干ながら残る石組やアカマツ、イロハモミジなどの植栽が当時植えられたものなのかなあ…などと思いを馳せてみる。
(2018年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)