
「築山師」淡州住秦治郎兵衛兼利により江戸時代中期に作庭された枯山水庭園。大分県指定名勝。
妙経寺庭園について
【拝観前に事前連絡推奨】
「妙経寺」(みょうきょうじ)は国の重要伝統的建造物群保存地区である「豊後の小京都」城下町杵築の寺町にある、江戸時代初期の創建の寺院。すぐ近隣に江戸時代初期の枯山水庭園「長昌寺庭園」があります。
本堂の裏に大分県指定名勝となっている枯山水庭園「妙経寺庭園」があります。作庭は築山師・淡州住秦治郎兵衛兼利により江戸時代中期(1775年)に造られたもので、そのように庭園中央の切石橋に刻まれているとのこと。
「築山師」という肩書きって珍しくないですか?検索しても「山師」ばかり引っ掛かる。笑。この秦兼利という人物は他に豊後大野市の有形文化財となっている石像「三猿」を手掛けたとされ、それ以外の情報は全く無いのですが…作庭家というよりは石を専門に手掛けていた人物なのかな。造園が専門で無いと言うには、非常にかっこいい築山と石組…。
(写真が2枚しか無いのが勿体無いのでまた行きたい)
また妙経寺の所蔵している、平安時代の作とされる毘沙門天像は大分県の指定文化財。江戸時代に建てられた本堂を再建計画中とのことなので、興味がある方はお早めに…!(そして公式サイトをチェック!)
(2015年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)