光禅寺庭園Kozen-ji Temple Garden, Yamagata

出羽国大名・最上義光の菩提寺に残る、江戸時代初期の遠州流庭園。山形市指定名勝。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

光禅寺庭園について

「光禅寺」(こうぜんじ)は出羽国の大名であった最上義光が江戸時代のはじめに春林禅冬和尚を招いて創建した寺院で、最上家11代・義光〜13代・義俊の3代の菩提寺。境内には最上義光の墓所があります。

最上家の後に山形城主となった鳥居忠政により現在地に移転。明治時代に大火にて多くの建物を消失しているため、現在の本堂はそれ以降(大正時代)に再建されたもの。大火を免れた鐘楼の梵鐘は京都三条の釜座(刀工?)・藤原国次によって造られた江戸時代初期の作とされます。

本堂裏には山形市指定名勝の遠州流「心字池」庭園があります。江戸初期に作庭されたもの(現在地に移転したタイミング?)で、山形県内で最も古い庭園の一つと言われます。同じ山形市内の「もみじ公園」も江戸時代初期の作庭と言われているので、それよりは先に完成していたということになる。

横に長い林泉庭園で、かつては建物の座敷から眺める鑑賞式庭園だったとのこと。現在は背後の木が高くなっていて借景などは見えませんが、本来はその先に山の借景が見られたのだとか――周囲は住宅街でもあるので景観的にその風景が見られることはもう無いかもしれないけど、美しかっただろうなあ。陽の当たり具合によって紅葉ももう少しきれいに映えそう…。

現在は池泉に沿って見学路があって、見る場所によって変わる風景を楽む(そして鑑賞式と言うには池がデカい)ので回遊式庭園感ある。以前は池に水が入っていたようですが現在は抜かれています。池の中には石組とツツジ・サツキの刈込を中心に複数の島を造っていて、小さな刈込が多い庭園として福島の白露庭を少し思い出す。素晴らしい庭園だったんだろうな、という面影は残しているだけに、いつか水が入っている時を見てみたいなあ。

…「こうぜんじ」(光禅寺、光前寺、興禅寺)とか「こうみょうじ」(光明寺、光明禅寺、光明院)というお寺さんは良い庭園がありがち、説。

(2018年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR山形新幹線 山形駅より徒歩20分強 ※春~10月まで観光案内所にレンタサイクルあり
山形駅より路線バス「六小前」バス停下車 徒歩5分

〒990-2492 山形県山形市鉄砲町2丁目5-7 MAP

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