旧北島氏庭園Former Kitashima House's Garden, Daisen, Akita

秋田市美術館館長・洋画家を輩出した北島家の地主屋敷に長岡安平が手掛けた、苔とアカマツを主体とした庭園。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

北島氏庭園について

【期間限定公開】
「北島氏庭園」(きたしましていえん)は隣接する国登録有形文化財「旧本郷家住宅」と同様に、同市内の国指定名勝「旧池田氏庭園」も手掛けた造園家・長岡安平により作庭された庭園。本郷家住宅の特別公開時に併せて公開されていました。

アカマツを主体としゆるい築山式の平庭で、長岡による設計図も現存しているそう。本郷家から連なる黒塀も良いアクセントになっています。今回はマツの針葉が落葉してる季節だったので苔の緑があまり目立ちませんが、本来は苔がきれいな庭園でもあるとのこと。またこの平屋建ての地主屋敷も古建築のはずですが、年代に関する記述が無いので詳細は不明…。

北島家は江戸時代に越後国から角間川に移り住んだと伝わり、その後酒造りなど当地の商人に。その後現在のご当主は秋田市立千秋美術館の館長で、一家からは洋画家・北島精六を輩出。

北島家がかつて大阪で購入し、菩提寺である「浄蓮寺」(北島家から徒歩3分程)に寄進した「絹本著色当麻曼荼羅図」は国指定重要文化財となっています。秋田県の観光サイトに載っていますが、公開状況は不明なので要問合せ。

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北島家・本郷家のある角間川町は大曲駅から約7kmの距離。最寄り駅も約4km程…と決してアクセスが良いとは言えないこの場所に、こんなに長い黒塀の住宅・街並みが現れて驚いた。そして日本各地で庭園を手掛けている長岡安平の庭園がこの地に集中していることはとても興味深い。

角間川町はかつて久保田藩の藩政期から東北を代表する雄物川の舟運の河港の一つとして繁栄していたそうで、今後大仙市としてはこの景観と文化遺産を活かした街づくりを進めると宣言。下記の『河港のまち角間川・歴史まちづくり事業の概要』のPDF、重いので要注意ですが読んでいてとてもグッときます。本郷家・北島家、そして隣接する荒川家が今後として整備が進められるそうなので、またすべての整備が進んだ頃に足を運びたい!

(2018年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR秋田新幹線 大曲駅より約7km(観光案内所にレンタサイクルあり)
JR奥羽本線 飯詰駅より約3.5km(徒歩40分強)
大曲駅・横手駅より羽後交通・角間川線「角間川本町」バス停下車 徒歩1分(平日のみ運行)
秋田駅・横手駅・湯沢駅間高速バス「角間川BS」バス停下車 徒歩15分(1日3〜4往復)

〒014-1413 秋田県大仙市角間川町西中上町19(本郷家住宅と隣接) MAP