“足利の文化財一斉公開”で一般公開…足利市長も務めた名誉市民・木村浅七の暮らした明治時代の和洋折衷の近代建築と庭園。(通常非公開)
旧木村家住宅(旧木村浅七邸)/旧木村輸出織物工場について
【通常非公開/「足利の文化財一斉公開」で公開?】
「旧木村家住宅」(きゅうきむらけじゅうたく)は足利市長も務め足利市の名誉市民となっている木村浅七氏の暮らした邸宅。通常非公開ですが、例年秋に開催される「足利の文化財一斉公開」で公開があり、明治時代に建築された重厚なレンガ造りのお屋敷と庭園が残ります。並びには栃木県指定有形文化財『旧木村輸出織物工場』も。
木村家は江戸時代後期に織物業を始め、初代と二代目の木村浅七によって明治時代以降に成長、昭和初期には個人企業としては国内最大規模を誇ったそう。
この邸宅の並びにある「旧木村輸出織物工場」も明治時代の建築で、織物業で栄えた足利の中でも《最も古い近代工場の一つ》、旧事務所等も《県内でも有数の近代洋風建築》との評価を受けています。「旧事務所」等は木村浅七工場に関連した織物史料等を展示する『足利織物記念館』として活用され、「旧工場」は足利市の「助戸公民館」のホール棟として活用中。
で、「旧木村家住宅」も市民のお茶会などのイベント等で活用されているので「文化財一斉公開」以外にも見られる機会はあるかも…?(気になった方は公民館の方へ問合せを)。
この邸宅も近代の住宅らしい和洋折衷な作りになっていて、庭園も芝生と和風庭園が組み合わさったもの。中でも芝生の中央にある煉瓦で周囲を固めた井戸は洋風、一方でデカい石灯籠も!秋には紅葉に染まるドウダンツツジが鮮やかな庭園。
(2018年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR両毛線 足利駅より徒歩15分
東武伊勢崎線 足利市駅より徒歩30分(観光案内所にレンタサイクルあり)
足利駅・足利市駅より路線バス「助戸一丁目」バス停下車 徒歩2分
〒326-0043 栃木県足利市助戸仲町453-2 MAP