
デヴィッド・ボウイやジョブズも好んだ京都の蕎麦の名店が2025年10月に移転/新装開店…!元の店舗から引き継がれた京町家のお庭を眺めながら老舗の味を。
晦庵 河道屋 本店について
「晦庵 河道屋」(みそかあん かわみちや)は京都市で江戸時代から続く老舗の蕎麦処。デヴィッド・ボウイやスティーブ・ジョブズが好んで訪れたお店としても知られます。
京都の旅館御三家と言われる『俵屋旅館』『柊屋旅館』『炭屋旅館』が軒を連ねる麩屋町通り、それらの旅館の程近くに位置する「晦庵河道屋」。2024年いっぱいで従来の店舗での営業を惜しまれながら終了。先述のロックスターをはじめ多くの著名人にも愛された店舗の閉店は反響を呼びましたが、2025年10月に元の店舗から徒歩1〜2分の京町家で新装開店!早速足を運んだので、こちらの店舗の様子(お庭)を紹介。(写真後半は以前の店舗の写真)
江戸時代中期の元禄・宝永年間から約300年という歴史をほこる京都の老舗の河道屋さん。京都市内には『河道屋養老』さんなど同名のお蕎麦屋さんが何店舗かありますが、それらは暖簾分けにより誕生したお店。
元の店舗では1932年(昭和7年)から約90年間営業されたそう。アプローチや中庭/庭園には京都の銘石「加茂の七石」や近代以降の京都の多くの庭で使われているまあるい伽藍石が用いられ、また随所に数寄屋風造りが見られた建築でした。デヴィッド・ボウイは一度ではなく何度かこのお店を訪れていたそうで、「映像になったのは二階の座敷席でしたけれど、その1階の椅子席にも来ましたよ」と仰っていただいた事も(知らぬ間に同じ席に座っていたとは…!)。
そして新店舗となる京町家は、実は元の店舗から繋がっていた姉小路通沿いの京町家。商いの場が先の町家、生活の場がこちらの京町家——だったそうなのですが、このたびリノベーションされて新店舗へと生まれ変わりました。
新店舗にも奥に坪庭があります。初めて見るお庭——かと思っていたけど、実はこのお庭が元の店舗の「奥庭」。以前の店舗の写真を見直していたらこの春日燈籠・梅の石彫の入った手水鉢を逆側から見た写真が…(写真9枚目)。そうか、あの庭の本来のビューポイントはこちらなのか!
そんな元の店舗から継承されたお庭を眺めながら、変わらぬ名店のお蕎麦をこれからも食べに訪れたい!
(2020年7月、2025年10月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
京都市営地下鉄東西線 京都市役所前駅より徒歩5分
京都市営地下鉄烏丸線 烏丸御池駅より徒歩8分
京阪本線 三条駅より徒歩10分強
最寄りバス停は「京都市役所前」バス停 徒歩5分
〒604-8092 京都府京都市中京区姉小路通麩屋町西入姉大東町556-1 MAP
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